十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

年越ゆる

2012-03-26 | Weblog
年越ゆる赤いドレスの裾つまみ 
冴ゆる夜のページに星の匂ひして
手鏡のなかの歳月雪降れリ
前髪のヘアピンを抜く二日かな     平川みどり


*「滝」3月号〈滝集〉に掲載されました

6 コメント

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歳月 (今村征一)
2012-03-26 21:32:01
四句すべて可句だが一番好きな句は
手鏡のなかの歳月雪降れリ
手鏡の中の歳月の措辞さまざまな事が想像できる。
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いつもありがとうございます☆ (みどり)
2012-03-27 03:21:43
手鏡の中の私は、
もう一人の私でもあります。
現実かな~☆
鬨也先生の選は、私の原点です。


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おはようございます。 (博子)
2012-03-27 07:08:40
「年越ゆる赤いドレスの裾つまみ」 
「冴ゆる夜のページに星の匂ひして」
 メルヘンの中のお姫様みたい☆

「手鏡のなかの歳月雪降れリ」
「前髪のヘアピンを抜く二日かな」
 自分と向き合っている句。みどりさんの幸せな暮らしが見えるよう☆
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おはようございます。 (みどり)
2012-03-27 07:42:07
博子さん、ありがとう☆
発想の飛躍が、無理なく共感されるような句、
そんな句をいつも詠んでみたいと思っていますが、
難しいですね
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詠めないです。 (博子)
2012-03-27 07:50:41
「発想の飛躍が、無理なく共感されるような句」
 私もそう思うけれど、難しいですね。私はどうもひとりよがりになってしまいます。

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飛躍 (みどり)
2012-03-27 19:08:55
「ひとりよがり」は大切だと思います。
きっとそこから詩が生まれるもの♪
「赤いドレス」の句は、無理かなと思っていたのに、
佳作抄を頂いて超うれしかったです。
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