十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

躑躅

2011-08-17 | Weblog
  山つつじ日を存分に大斜面    庄子紀子

山つつじは、その名の通り山野に自生するつつじのことだ。
山の斜面に群生する山つつじが、太陽の光を存分に浴びて、
日の色と同じ花を咲かせれば、斜面は一色に染まってしまう。
動詞のない大胆な詠み、「大斜面」という省略の効いた構図がよかった。
「滝」8月号〈滝集〉より抄出。(Midori)

2 コメント

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山躑躅 (今村征一)
2011-08-18 08:47:17
源平古戦場の倶利伽羅を思い出した。血染めのつつじと詠まれた句も多いようだ。
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つつじ (みどり)
2011-08-18 19:03:31
そうなんですね。
私は、阿蘇の仙酔峡を思い出していました。
ロープウェイから見るとすごい眺めなのでしょうが、
いまだ行ったことがありません。
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