十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

とうすみ

2011-07-26 | Weblog
とうすみの重なる意思の透きとほり   宮坂静生

求愛の方法は、それぞれに違うが、
生物によっては、オス同士の激しい戦いとなることもあるようだ。
しかし、灯心蜻蛉はどうだろうか?ことさら自己主張しなくても、
相性は水のように透きとおっているというのだろうか?
「俳句」8月号「特別作品50句」より抄出。(Midori)

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
とうしみとんぼ (今村征一)
2011-07-27 08:30:32
「とうすみ」という言葉は知らなたつたが句意からして糸とんぼだと思い繰ったら「灯心蜻蛉」糸とんぼの異称だと分かつた。そういえば糸とんぼを見るときは大概交つて飛んでいる事が多い。透き通っているものどうしが重なりはじめてその存在が判る。意思が好き透きとおるとは新しい発見だと思った。
返信する
とうすみ (みどり)
2011-07-27 20:10:15
きれいな季語ですが、まだまだ、
人口に膾炙されてないのかもしれませんね。
でも使ってみたい言葉ですね♪
糸蜻蛉だって何かのテレパシーで、
重なる意思はありますよね!
返信する
昨日から考えているの (博子)
2011-07-27 20:26:37
 とうすみのカップルの清廉潔白なあり方は「初恋」かも。そんなことを思って「透きとほり」を無理やり納得した。けど、この句は全部が透き通って、光の加減でとうすみの姿が時々キラっと光るような無音の世界を感じるの。何かを解き落としている自分に気が付いているのだけど、それが何なのか分かりません。
返信する
考えてくれてたの? (みどり)
2011-07-27 20:51:53
うれしいな♪
清廉潔白、無音・・・そんな世界ですね。
私も、実は句意を完全には掴めていません。
ただ、とうすみの句として惹かれました。
返信する

コメントを投稿