妹を見せてあげると爽やかに 寺井谷子
妹が生まれて嬉しくて仕方ない女の子。
ずっと一人っ子で寂しい思いもしてきたかもしれない。
妹といっても、まだ首も座らない赤ちゃんなのだ。
「妹を見せてあげる」という、少女の言葉に、
すでに姉としての自覚が芽生えていることを、
微笑ましく感じている作者なのだ。
2011年版「俳句年鑑」より抄出。(Midori)
妹が生まれて嬉しくて仕方ない女の子。
ずっと一人っ子で寂しい思いもしてきたかもしれない。
妹といっても、まだ首も座らない赤ちゃんなのだ。
「妹を見せてあげる」という、少女の言葉に、
すでに姉としての自覚が芽生えていることを、
微笑ましく感じている作者なのだ。
2011年版「俳句年鑑」より抄出。(Midori)
妹は、人間の形をしていてもまだ生まれたばかりの赤ちゃん。
「見せてあげる」がこの句のポイントだと思います。
こんな一コマが、寺井さんにあったのでしょう。
幼い少女の言葉も見逃せないですね!
日常目にするなんでもないこのような光景を、さらりと句に詠めるようになるのはいつの日か…。