他の中部イタリアの小さな町と同じように、ここトーディも、中世の街並みがほぼ完全な形で残っています。
旧市街の中心ポポロ広場も、カピターノ宮、ポポロ宮(市庁舎)、プリオーリ宮、そしてドゥオーモと、
まわりをぐるっと中世の建造物に囲まれています。
ポポロ広場から、ポポロ宮の脇を右に折れると、ガリバルディ広場です。
ここからは、ウンブリアの田園風景を一望することができます。
ガリバルディ広場からプリオーリ宮の手前を左に折れ、
旧市街の主要な通りのひとつ、
カブール通りを街のふもとのほうへ下ってみます。
この通り沿いは、狭い道の両側に、
2階部分を張り出すように建てられた家並みが続き、
トーディでもっとも中世の雰囲気を感じられる地域です。
マルツィア門をくぐってすぐの三叉路を左に折れると、
古代ローマ時代に行われた
断崖部分の補強工事のあとが見られる場所があります。
ニッチオーニ・ロマーニと呼ばれるこの遺跡の上に、
中世の家が建てられています。
さらに坂を下り、今度はチェシア通りを歩きます。
この通りは、のどかな風景を眺めながら
ゆっくりと散歩することができます。
通りの中ほどには、サンティラリオ教会という
小さく素朴な教会があります。
鐘の音も美しい教会です。
教会をすぎて左に折れ、階段を上ると、
ポポロ広場はもう目と鼻の先です。