フニコラーレの駅からすぐのところに、それほど広くはないけれど、
いつも多くの人でにぎわっている広場があります。
ここがウンベルト1世広場で、カプリの中心といってもいいでしょう。
時計台の写真は、どこかで見たことのある人も多いのではないでしょうか。
天気のいい日には、いくつかのカフェが競い合うようにパラソルを持ち出して広場にテラス席を設け、
ただでさえ狭い広場がいっそう混雑します。
広場の一角、階段を少し上ったところには、サント・ステファノ教会(Chiesa di S.Stefano)があります。
白い外壁が印象的なこの教会は、よく見ると奇妙な外観をしています。
ファサードだけがイタリア・バロック的な構成を持っていて、
側面やクーポラはまるでギリシャの島々にある教会のようです。
中に入ると、典型的なバロック様式ですが、やや控えめで上品な印象の装飾がほどこされていました。
広場からは、車が通れない道が、四方に伸びています。
私たちは、南にある修道院の方に向かって散策をすることにしました。
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