La Buca di Enea(ラ・ブーカ・ディ・エネア)
Stuzzicheria(軽食屋、居酒屋)という看板を掲げているように、気軽に入れる気どらないお店です。
「エネアの洞窟」という店名は、ピオ2世の本名エネア・シルヴィオ・ピッコロミーニに由来しています。
オーナーのアントニオは日本が大好き。
京都の金閣寺の前で撮った写真が店内に飾ってあったので「日本に来たことあるの?」とたずねると、
「この写真は合成だよ。」と笑っていました。
アンティパストは2品。一皿めはサルーミです。味はまあトスカーナとしては平均的なレベルです。
もう一品はブルスケッタ。こちらは素朴な感じがいい味を出してます。
プリモはポルチーニのタリアテッレ。どこで食べてもはずれのないメニューです。
セコンドはイノシシのカチャトーラ(猟師風煮込み)。こちらもトスカーナの定番ですね。
トスカーナに来ると、むしょうに食べたくなる料理のひとつです。
最後はアントニオからのサービスで、リモンチェッロとミルト酒をいただきました。
ミルトはハーブの一種で、サルデーニャで食後酒としてよく飲まれているそうです。
料理の味はまあ普通ですが、飾らない、とてもフレンドリーなお店でした。