ヤコポーネ広場から、バス通り(正式な名前を忘れてしまいました)をゆっくりと下っていくと、
やがて道の右側が大きく開け、テラスのような場所に出ます。
“見晴し台”と呼ばれているらしいその場所からは、急坂にへばりつくようなトーディの街並みをはじめ、
モンテサント修道院や、ウンブリアのすばらしいパノラマを目の当たりにすることができます。
見晴し台から見るトーディの街並み
見晴し台から見るウンブリアのパノラマ
さらに道沿いに進むと、
ミニケーブルカー(フニコラリーノ?)の乗降場があります。
トーディは、高台の上にある街のため、
ふもとに大きな駐車場があり、
その駐車場とトーディ旧市街とは
小さなケーブルカーで行き来するようになっているのです。
このケーブルカーはなんと日本製!。
軽自動車メーカーの「SUZUKI」が製造したものだそうです。
こんなところにまで「Made in JAPAN」が…と、
ちょっとびっくりでした。
やがて道は大きく左にカーブを描きながら、街のふもとへと至ります。
ふもとまでちょうど下りきったところに、サンタ・マリア・デッラ・コンソラツィオーネ教会があります。
この教会は、他のトーディの建築物とはまったく異質な印象をうけます。
真上から見ると、きれいなギリシャ十字の形をしたこの教会は、
その姿といい立地条件といい、モンテプルチャーノのサン・ビアッジョ教会をほうふつとさせます。
全体的に丸みを帯びたフォルムと、クーポラの水色が、周囲の緑とよくマッチして、
とても美しい印象を与えてくれます。