ラヴェンナは、4~5世紀にかけて政治・文化の中心として発展した後、
1500年ちかくも政治・経済の表舞台から遠ざかっていました。
そのため、今ではイタリアで最もすばらしいモザイクが残る街になっています。
ラヴェンナは大きな街道もなく、またFSの幹線も通っていないため、アクセスは意外と不便です。
フェッラーラまたはリミニからFSで行くのが無難なルートでしょう。
リミニ駅です。ラヴェンナ行きは一日に何本もあるわけではないので、乗り遅れると大変です。
リミニからの列車の旅は、ローカル線ならではのひなびた感じが楽しめます。
時おりアドリア海を望みながら列車はゆっくりとラヴェンナを目指します。
FSのラヴェンナ駅は、観光地とは思えない簡素なつくりで、駅前には大きな建物もありません。
写真の右手にはレンタサイクル兼テポジット・バガーリ兼観光案内所があり、
日本語で「手荷物預かり」と張り紙がありました。
まずは駅前からバスに乗って、サンタッポリナーレ・イン・クラッセ聖堂を目指します。