ポンペイの見どころの1つ、ヴィッラ・デイ・ミステリは、当時の市街を囲む壁の外側にあります。
郊外というほど街から離れているわけではありませんが、ヴィッラと呼ばれていることからもわかるように、
いわゆる貴族の別荘だったようです。
遺跡の北西にあるエルコラーノ門からヴィッラ・デイ・ミステリへと続く道沿いには、
多くの有力者のお墓が残されています。
ちょうどローマ市街地を出てすぐのアッピア街道沿いに多くの墓地があるのと似ています。
通りはごらんの通り、立派な石畳で、街道と呼んでもさしつかえないでしょう。
(もしかすると、この石畳も復元されたものかもしれませんが…)
ご覧の通り、立派なお墓がいくつも並んでいます。
カタコンベかな?と思えるような場所もあります。
これは女司祭マミアのお墓です。
こちらはカルペンティオとネヴォレア・ティケのお墓です。
どんな人物だったのかは、あまりよくわかりません…。
というわけで、街道沿いの墓群を眺めながらしばらく歩くと、いよいよヴィッラ・デイ・ミステリ です。