それは、私たちがイタリアから日本へ向かう予定の前の日の未明に起きました。
ローマの国際空港で火災、一時閉鎖 レストランで出火か
私たちがチェックイン・カウンターに行き、スーツケースを預けようとすると、
「今日はローマ便は飛ばない。ローマの空港で火事があったから。」
とのこと。
でも、どうやら国際線は飛ぶみたいです。
どうしたらいいのかわからず、とりあえずチケットカウンターに行くと。
この混雑。怒号や罵声が飛び交っています。
どうやら飛ばないのはアリタリアの国内線だけみたいなんです。
この時、朝の10時30分。
で、ひとりひとりが歓声を上げたり、落胆をしながら手続きを終え、
カウンターを去っていきます。
私たちはどうなったかというと、
「今日の深夜にローマ行の深夜便が出るから。それに乗ればローマに行けます。
ただし、ローマ発の成田便はキャンセル待ち。何回かトライしてみるけど。
あと、ローマのホテルはアリタリアでは手配しないから」
とのこと。
いいも悪いも、この提案を飲むしかありません。
この時、時刻は午後5時。ありえない…。
というわけで、私たちがローマ行の飛行機に乗ったのは深夜の1時30分。
乗客は20人ほど、座席は自由席です。
というわけで、私たちはやっとのことでローマにたどり着くことができたのでした。
ローマに降り立ったのは午後3時。
こんな経験、2度としたくない、と思いながら
私たちはホテルのシャトルバスに乗り込んだのでした。