現在、1階が市庁舎として利用されているこの建物は、ガリバルディ通りに数あるバラッツォの中でも、
ひときわ豪華なもののひとつです。
広い玄関ホールから階段を上って中庭へと至るアプローチは、
ジェノヴァ大学として使われている建物と非常よく似た構造です。
中庭の周囲には、規則正しいアーチとヴォールト天井が印象的な回廊が続いています。
建物中央には、立派な時計台があります。
中庭に向いた時計台が必要になるほど、多くの人が出入りする建物だったということですね、たぶん。
「赤の宮殿」の屋上から見たトゥルシ宮殿の全景です。スケールの大きさが伝わるでしょうか。
また、実はこのトゥルシ宮殿は、隣に立つ「白の宮殿」と空中回廊でつながっていて、
2階の美術館へは、白の宮殿経由で行くことができます。
目玉は、パガニーニが愛用していたというヴァイオリンです。クラシックファンには、たまらないと思いますよ。