現在のジェノヴァの街の中心といってもいいのが、ここフェッラーリ広場です。
19世紀に整備されたこの広場は、旧市街と新市街のあいだにあって、
まわりはいかにもジェノヴァらしい堂々とした建物が立ち並んでいます。
この建物はバラッツォ・デッラ・ボルサ・ヴァローリ(Palazzo della Borsa Varori)と呼ばれ、
19世紀の典型的なイタリア風アールヌーヴォー様式だそうです。
長いあいだ証券取引所が置かれていたイタリアの金融の中心ともいえる建物です。
そういわれると、いかにもそんな感じの外観ですよね。
こちらはカルロ・フェリーチェ劇場。
オペラがメインですが、さまざまなコンサートなどにも利用されているホールです。
今の建物は、最初の建物が第二次世界大戦で破壊された後、1991年(!)に再建されたものです。
広場中央の大きな噴水は1936年にできたもの。ミラノ中央駅やローマのEURなどと同時代のものなんですね。
そんなわけで、パンフレットのジェノヴァの写真にもよく使われているこの広場、意外に新しいんですね。