ローマ・カトリックの総本山、サン・ピエトロ大聖堂は、すべてにおいてけた外れのスケールです。
世界一の長さを誇る身廊は、巨大な彫像やフレスコ画などで贅のかぎりを尽くして装飾されています。
天井部分は巨大なアーチ状で、それを支える柱はバロック風の色大理石と彫刻で飾られ、
圧倒的な迫力で訪れた人々を驚かせます。
大小のクーポラは、それぞれ趣向を凝らした装飾がなされていて、差し込む光が内部をいっそう神々しく見せています。
それにしても、これだけ巨大な空間にこれだけの装飾。いったいどのくらいの富をつぎ込んだのでしょうか。
宗教改革を唱えたルターたちの気持ちも少し理解できるような気もします。
歴代教皇の名前が刻まれた巨大な石碑です。天国への鍵を持つサン・ピエトロの後継者たちですね。
数えてみると、あと600年分くらいの余白が残っていました。