これがヌオヴァ教会、ポジターノで一番高いところにある教会です。
しかし、やっとの思いで訪れたわりには、なんと言うことはないただの円柱に見えなくもありませんね。
内部を見ることもできず、なんとなくもやもや感が残ります。
全体を見渡してみようと、少し高いところに登って眺めてみると、円形のドームがよく見えます。
こうしてみると、“Nuova”というだけあって、なかなか斬新なデザインです。
少し気を取り直して、教会を眺めながらサン・ベネデットを一気に飲むと、南イタリアにいる実感がわいてきます。
教会の近くは、下界の喧騒とは無縁の静かな住宅地です。
どことなくアラブ風の装飾がほどこされているように見えるのは気のせいでしょうか。
意識して見ると、ヌオヴァ教会もどことなくそんな風に見えるから不思議です。
もともとアマルフィ海岸は、イスラム文化の影響を強く受けている土地です。そこがまた、この地域一帯をよりいっそう魅力的にしているのかもしれませんね。