フィレンツェ中央駅の正式名称の由来にもなっているこの教会は、
フィレンツェでも最も美しいファサードを持つ教会といってもいいでしょう。
白・緑・ピンクの大理石の色合いのバランスと、左右にある大きな渦巻き模様が、
どこか柔らかい女性的な印象を与えています。
中に入ると、まず目につくのがジオット作の十字架像です。
天井からつるされている大きな十字架は、
ここが神聖な場所であることを強く意識させるだけの圧倒的な存在感にあふれています。
ステンドグラスが美しい後陣は、
ギルランダイオによるフレスコ画で飾られています。
(ギルランダイオは、私のお気に入りの画家の一人です)
また、ここにはマサッチョ作の有名な
「三位一体」もあるのですが、私の個人的な感想は「…。」です。
この絵が飾られた当時は「まるで壁に穴が開いているようだ」と
フィレンツェ中の評判になったというこの絵ですが、
サイズが小さいのと、色調が全体的に淡いトーンのためか、
あまり立体感は感じませんでした。
駅すぐそばの雑然とした雰囲気の場所にもかかわらず、
回廊はまるで別世界です。隠れたおすすめスポットかもしれません。
また、教会近くにはサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局もあります。
日本にも支店がありますから、ご存知の方も多いかも知れませんね。
石鹸や香水で有名なこの薬局のフィレンツェ本店には、アルケルメス酒なども置いてありますから、
女性だけでなく、男性にもおすすめです。
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Santa Maria Novella(サンタ マリア ノヴェッラ) |