JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

正月耐久レース完走!

2016年01月04日 | g-i

年明け三日間があっという間に過ぎ、年末年始まともな休みが昨日しか無かった私には、どうにも新年の実感が湧きません。まして昨日今日のバカ陽気でしょ、我が部屋なんざぁ「テーシャツ一枚でもOK」ってな感じで、冬の実感すらありゃしませんわ。

とはいえ、貴重なお休みの昨日は、何とか正月気分を取り返そうと「♪朝寝、朝酒、朝湯が大好きで・・・」とばかり、
「今日はダレるぞう!」

朝食からデ~~~ンと一升瓶を脇に置き、そそくさと動き回る家人には気づかぬふりを決め込み、一昨日見られなかった箱根駅伝を「今日こそはゆっくり観戦するぞ!」とばかり酒のアテにして、チビリチビリとやっておりましたよ。

「うんうん、少しだけ正月のような気がしてきた。」
するてぇと、
「いつまでも片付かなくて困んなぁ」
(「うっせぇなぁ」)
と思いつつも、これ以上茶の間で観戦を続けると変に水を差されそうです。
ならばと、一升瓶を小脇に抱え自室へ退散。
「あらら、おつまみ忘れちゃったぁ」
と、お茶目に振る舞いながら小皿にかまぼこを盛って、いざ第二ラウンドです。

今年の箱根駅伝は、青学の一人勝ちでいささかおもしろみに欠けた感はありましたが、それでも母校が走っていれば、心の中で応援歌を歌いつつ
「なんとかシード権だけは確保しろよ!」
ところが画面にその姿はなかなか映し出されません。速報だけを頼りに
「シード権はなんとかなりそうか」

あはは、正直言えばそんなんはどうでも良かったりして、問題は我が耐久レース?
おかげさまで、酒量は青学のごとくいいペースです。

しかしねぇ、頭にくることが一つあるんですわ日テレさん
スポンサーがサッポロビールはイカンよ。なんたってア~タ、チビチビとはいえ日本酒を飲み続ければ喉が渇きますわいな。
「いやぁ、ビールも美味そうだなぁ・・・」
こうなるのは必定
そ~っと家人の目を盗み、冷蔵庫からビールを持ち出すあの緊張感が・・・・
「給水給水、こうやって飲むビールがまた美味いこと美味いこと」
って、感謝してんじゃん。(笑)

けっきょく、「お昼どうすんだぁ?」との声かけなど完全無視し、母校がゴールするまで、ひたすらペースを守り続けたのでありました。
「 よぅっし、シード権捕ったぁ!よぅっし、一升瓶ほぼほぼ無くなったぁ!」

それから?それからって・・・
昨日は料理当番も回避しましたし、箱根駅伝以外見るテレビも無い、したたか酔ってのあの陽気ですよ、CD聴いてりゃ上瞼と下瞼が恋をするのはこれまた必定でしょう。
ふと気付けば、すでに午後6時を回っておりましたよ。
「よ~~~し、晩飯はウイスキー行くぞぉ!!」
ダメだこりゃ

さて、新年二回目の今日の一枚は、バリー・ハリスです。
三管を従えた王道?
「いやいや、王道ならトランペットは外せないでしょう」
たしかにね、テナーにバリトン、それにトロンボーン・・・
「おまえは低音好きか!」
ツッコミにも何にもなっておりませんが

「ハリスは地味」この言葉が頭にへばり付いて離れないというのが、私のハリス評なんでありますが、サウンド的にはこれだけ揃えれば派手・・・・
と思ったら大間違い(笑)
いかにペッパー・アダムスがブカブカやろうとも、ハリスの地味さに勝てるわけがない。という本質を捕らえんとイカンのですよ。
つまり、サウンドがいかに分厚くとも、ハリスはハリス
おっと、貶しているとお思いか?
さにあらず、それこそがハリスの良さであって、このアルバムも「三管のくせにやっぱりハリスじゃん」と感じさせるところがミソなんであります。
一聴、分厚そうに感じるサウンドに騙されちゃいけやせん。
「ハリスの本質をじっくりと味わう」そんなアルバムなんですから。

LUMINESCENCE / BARRY HARRIS
1967年4月20日録音
BARRY HARRIS(p) SLIDE HAMPTON(tb) JUNIOR COOK(ts) PEPPER ADAMS(bs) BOB CRANSHAW(b) LENNY McBROWNE(ds) 

1.LUMINESCENCE
2.LIKE THIS !
3.NICARAGUA
4.DANCE OF THE INFIDELS
5.WEBB CITY
6.MY IDEAL
7.EVEN STEVEN

追伸、
我が耐久レースは今年も無事完走いたしましたが、今朝起きると酒臭が部屋いっぱいに漂い、アルコールが抜けた感が全くありません。
鉄と呼ばれた我が肝臓も、老朽化には逆らえず確実に衰えております。
今後、『正月耐久レース』をいつまで続けられるか・・・・・・
「いやしかし、このレースは私に与えられた宿命であり、試練であり、生きがいでもあります。今後も続けられる限り頑張ってまいりたいと思いますので、ぜひとも暖かい応援と励ましをよろしくお願いします!来年も完走目指します!」
なんのこっちゃ