JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

大人が示す心

2006年08月29日 | a-c

やっぱりすんなりとは涼しくなってくれません。とりわけ気温が高かったわけでもないのですが、涼しい日が何日か続いたせいで、逆にとても暑く感じてしまいました。
午後からは雨も降ってきて、「これで少しは涼しくなるかな」なんて思ったら、なんだか蒸し暑さが増したような、残暑というのは、何処かのだれかさんみたいにしつこいものです。

「しかし、30万円で親殺しを手伝う高校生って、とっても考えつかないなぁ」と夕食時に母が言い出しました。
稚内の母親殺しの事件であります。
母親を殺すことも考えられないことだけど、それを友人に30万円で依頼し、友人がいとも簡単に引き受けてしまう、そっちがもっと怖いと母は言うのです。

たしかに、命をあまりにも軽視した事件が最近続いています。しかも少年、少女のそういった事件が頻繁にあるではないですか、母でなくても何処か狂ってきている世の中を嘆かずにはいられません。

「最近の子供は切れやすい」
「テレビゲームの影響だ」
「核家族化と少子化のせいだ」
「肉体的成長が早まり、心がついて行かない」
「化学物質の摂取量に原因がある」

何でもいいけど、どうにかしなくちゃいけませんよね。
生まれたての赤ん坊は、あんなに純で無垢なものなのですから、やっぱり育て方に何らかの問題があるのでしょう。それは親だけの問題ではなくて、我々も含めた社会全体の子育てが狂っているということなのでしょうね。
解決策などうかんでも来ませんが、ともかく、社会が命の尊さをもっともっとアピールしていくしかないのでしょうか。

簡単に子供を殺してしまう親もこんなに増えている世の中です、子供たちだけに口先だけで教え込もうとしても無理がありますよね。我々大人が命を大切にすることを、身をもって実践していく、これに尽きるのかもしれません。

いゃぁ、なんだか語ってしまいました。(笑)
まっ、たまにはいいでしょう。

さて、今日の一枚はキャノンボールの来日公演ライブ盤です。
ニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演したために、二日遅れのライブ当日に来日したキャノンボール、パトカーの先導で、羽田から新宿厚生年金ホールまで、えらい勢いでとばしたそうです。(35分で着いたそうですよ)
この頃、キャノンボールは『ファンクの商人』などと比喩されていた時期で、そっぽを向いていたジャズ・ファンも多かったとか、それでもけっこうな盛り上りだったみたいですよ。
このアルバムを聴いて、『ファンクの商人』との異名が妥当なのか?けしてそんなことはないのか?その判断は皆さんにお任せします。

NIPPON SOUL / CANNONBALL ADDERLEY
1963年7月9,14,15日録音
CANNONBALL ADDERLEY(as) NAT ADDERLEY(cor) YUSEF LATEEF(fl,oboe,ts) JOE ZAWINUL(p) SAM JONES(b) LOUIS HAYES(ds)
1.NIPPON SOUL
2.EASY TO LOVE
3.THE WEAVER
4.TENGO TANGO
5.COME SUNDAY
6.BROTHER JOHN


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2 コメント

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コメント&トラバありがとうございました。 (ウフフマン)
2006-08-29 23:29:16
お母さんの一言は鋭いですね。人間関係の崩壊を肌身で感じられておられるのだと思います。ジャズと同じで、余りにフリーになってしまうと、相互の関係性が楽しめなくなります。やはり、関係性に楽しみや嬉しさ、優しさが欲しいですね。
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ウフフマンさん (バブ)
2006-08-30 22:49:15
なんだか、ほんとにいやな事件ですよね

もちろん彼らにも、いろいろ考えてもらわなくてはいけませんが、社会全体で考え対策を打つ、そんな事態にすでになっているような気がします。



あっと、TBありがとうございました。
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