JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

転送!

2012年06月08日 | j-l

「あれ?俺って、いつの間にここに?」
酔っぱらいのお決まりな結末とでも言いましょうか、時に自宅のベットだったり、時に知らぬ女性の隣だったり、シチュエーションは様々でありますが、つまりは「酒の力で記憶を無くす」ってヤツでありまして・・・・こんな時には、大なり小なりの問題を起こしている可能性が高いものです。
おかげさまで、私は「記憶を無くすまで呑む」ということがまず無いので心配は・・・・いやいや、酒の勢いを借りて失敗を起こす事は記憶の有無にはあまり関係がないものでしてね、逆に「記憶を無くしていればどれほど良かったろう」と思ったりもします。(笑)

ともあれ、我が知人O君は、先週末に友人と飲みに出かけたんだそうで
焼鳥屋で飲み食いした後、その友人の行きつけのスナックへ流れたんだそうですな。
「○○????初めての店だなぁ・・・・」
と、友人に続いて中へ入ると
「あら、先日はどうも」
「??????????」
なんと、ママが言うには、ほんの数日前にO君はこの店を訪れたんだそうで
「あらヤダ、××さんといらしたじゃありませんか、ほら」
と、ご丁寧にボトルまでキープされていたんだそうです。

「ところがさぁ、バブちゃん、俺、全く記憶がないのよ、その日はね、確かに呑んだんだけど・・・△△(お店の名前ね)から自宅にテレポーティションしたから・・・バブちゃんだってよくあんだろ?」
テレポーティションねぇ」
よく言ったものだと感心したりして(笑)

しかし、テレポーティションと聞いて元UFO超心理学研究会P班に所属した私としてはほっとくわけにはいかないわけで(え?ひょっとして、また長い前振り?)

さても、テレポーティションとは、a地点から離れたb地点へ、一瞬にして物、生物、あるいは自分を移動させる能力、現象であります。
超心理学的に言うと機械や道具を使ってこれを行うことは「厳密にテレポーティションと呼ぶべきか」との疑問もありますが、例えば、スタートレックの転送装置、あるいは「実験中にハエ男になっちゃった」なんて映画もありましたねぇ、SF物にはよく出てくるものです。
ちなみに私が機械的テレポーティションで最も優れていると思うのは、ドラえもんの『どこでもドア』ですかね。(サイボーグ009みたいに移動時間を早めて、他からは瞬間移動したかのようにみせるのは、テレポーティションではなくサイコキネシスですからお間違えのないように。笑)

とはいえ、物質や生物のテレポーティションとなるとかなり非現実的なものです。しかし、情報のテレポーティションとなると、これがかなり現実味をおびてきているんですねぇ。『量子テレポーティション』というのをご存じでしょうか?
まっ、実際には量子が瞬間移動するわけではなく、いわゆるエンタングル『量子のもつれ』常態にある二つの量子は、離れていても一方の量子を観測すると他方の状況も確定できるという・・・・・わけわからん(笑)
つまり、これを利用すると二つの地点で情報のやり取りができるだけでなく、二点間だけの情報であるために、途中で情報を取り出したりは出来ない、つまり、途中での盗聴や傍受といった行為が行えなくなるという、まっそういうメリットがあるそうです。

先月、またまた中国の話ですが、100m近い距離で光子の量子テレポーティションに成功したそうでありまして・・・・・・う~~ん、どうせまた最後には軍事利用される技術なのかな。
ともかく、そんな研究が進んでいるそうです。

さても、今のところ飲み屋から自宅へのテレポーティションは、一時的記憶喪失の成せる錯覚だとしても、今や鬼婆、もとい、愛妻が夫の居場所を瞬時に把握できる時代です。いずれ、「仕事先でドアを開ければいつもの飲み屋」てな事になって移動手段が必要なくなる、もちろん飲酒運転なんか運転が最初から無いんだからあるわけない、便利でしょうなぁ・・・・・・いや待てよ、ボタン一つで「転送!」なんてんで自宅に呼び戻されて、しかも「あらま、素っ裸」・・・
あはは、シャレになりませんぜ

さて、今日の一枚は、ハロルド・ランドです。

ともかくこの人は、「西海岸に居たのが悪い」と、どうしても思ってしまうわけで、演奏の地味さ以上にそれが彼のイメージを決定づけているように感じてなりません。

そんな中、このアルバムは、いわゆる「西海岸の黒人ジャズメンを集めました」的、コンテンポラリーの一枚です。
でもね、こうして聴いてみると、演奏そのものは「西海岸だからどうのこうの」ってぇもんじゃありませんよね。(だからこそ、西海岸に留まったのが惜しいと思ったりもするんですが)
たしかに派手さは無いものの、私は嫌いじゃありませんねぇ
コンテンポラリーにもこんなアルバムがあるんだよってな感じの一枚でしょうか、聴いて損はないアルバムだと思います。

HAROLD IN THE LAND OF JAZZ / HAROLD LAND
1958年1月13,14日録音
HAROLD LAND(ts) ROLF ERICSON(tp) CARL PERKINS(p) LEROY VINNEGAR(b) FRANK BUTLER(ds)

1.SPEAK LOW
2.DELIRIUM
3.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
4.NIETA
5.GROOVEYARD
6.LYDIA'S LAMENT
7.SMACK UP
8.PROMISED LAND



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