JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

シャバダバ シャバダバ ・・・?

2016年07月21日 | g-i

夕べちょっとだけ窓を開けたまま寝たら、今朝はクシャミで目が覚めました。
何日か前の地獄のような暑さが嘘のようです。
こんだけ気温が上がったり下がったりするからでしょうか、しょっちゅう訃報を耳にします。
永六輔の次は大橋巨泉ですか・・・(これは気候には関係ないかな?)

 ♪パッパパヤパヤパヤパパー パ パヤーパヤーパー
  パッパパヤパヤパヤパパー パ パヤーパヤーパー
  何処かで 誰かに 名前をよばれたような
  そんな夜が あったみたい    ・・・・・・♪

こんな歌、知らんでしょうなぁ、木元泉(現、木本いず美)の「どこかでだれかに」てぇ歌なんですが・・・・シングル「お願いがあるの」のB面ね、って、ますます分からんかな(笑)

 

「『11PM』金曜日のエンディングは、大橋巨泉とザ・サラブレッズ(大橋巨泉は演奏しませんよ)のジャズ演奏でしめる」てなパターンを覚えている年代も少数になり果てているでしょうか?
そして、ザ・サラブレッズの二代目ボーカルが木元泉であり、この「どこかでだれかに」という曲のバックももちろん、そのザ・サラブレッズだったと、まっそんなわけです。(おっと忘れてた、作詞は大橋巨泉です。)
ボサ調でなかなかエエ歌ですんで機会があったらお聴きいただきたいと思います。

大橋巨泉といえば、私らの年代じゃ間違いなく『11PM』、親の目を盗みよく見ましたねぇ、ボリュームを極力下げてね、時には音はラジオ流してごまかすみたいな(ある意味、オッパイさえ見えたらラッキーってヤツですか、じつはそうそう出てこなかったんですけどね。笑)

いやいや、エッチに飢えていただけじゃありません。私は『金曜イレブン』で麻雀を覚えたくちですから
「小島武夫先生!」
なんてね。(『金曜イレブン』はエッチは無しでしたから、ボリュームを下げずに見られたんですよね、だからザ・サラブレッズの演奏も聴けたわけですよ。笑)

おっと話が逸れました。「大橋巨泉とジャズ」てなこととなると、学生時代にジャズコンサートの司会をしていた(タモリみたいですけど)ことはもちろん、最初の嫁はマーサ三宅ですしねぇ
杉原淳(ts)なんかに声をかけてザ・サラブレッズを結成できたのも、その道にいかに関わっていたかの証であります。

 

私が、彼とジャズの結びつきを一番感じたのは、この本ですかねぇ、油井正一とともに翻訳したビリー・ホリディの自伝『奇妙な果実』であります。
私が持っているのは、初版じゃありません一年以上後で増刷された20刷ですけど、こうして見ると、けっこうボロボロになるまで読んどりますなぁ(笑)

「不幸以外の何物をも期待しないでいると、わずかながら、幸福の日がめぐってくるかもしれない」とビリーはいう。
いかなる人生にも絶望はない - 通読してうける異常なまでの感銘は、人生の最底辺を出発点として、茨の道をきりひらき、自分だけを頼りに頂上まで登りつめた、たくましい精神力によるものであろう。

訳者あとがきは、油井との連名になっとりますが、どちらが草稿したんでしょうねえ?
そんなことを、大橋巨泉の訃報に思ったのでありました。
またしてもですけど、ご冥福をお祈りいたします。(やっぱり昭和は終わったかな?) 

さて、今日の一枚は、ビリー・ホリディです。
そうそう考えてみりゃ先日の『我が聖夜』は、「レディ・ディ」の命日でもあったのですよね。

しかしまぁ私のアルバム選択はイイカゲンです。
大橋巨泉→『奇妙な果実』→ビリー・ホリディ
この連想は良しとして
大橋巨泉→『11PM』→女性の裸
で、この素敵なデヴィッド・ストーン・マーチンのジャケを選ぶてぇのは、どう考えても、レディにもデヴィッドの奥様(このジャケのモデルは彼の奥様だそうです。)にも失礼なような気がします。

ノーマン・グランツが仕掛けたJATPのお話しは、以前にも何度か書きましたんでここではお休み、
そのJATPに、レディが参加した時のロサンゼルスとニューヨークでのライブ録音アルバムです。
バックのメンツは割愛させていただきます。
まぁまぁ今日は大橋巨泉とレディを偲びながら聴きましょうか。

BILLIE HOLIDAY AT JAZZ AT THE PHILHARMONIC
1945年2月12日、1946年6月3日、10月7日録音
BILLIE HOLIDAY(vo)

1.BODY AND SOUL
2.STRANGE FRUIT
3.TRAV'LIN' LIGHT
4.HE'S FUNNY THAT WAY
5.THE MAN I LOVE
6.GEE BABY, AIN'T I GOOD TO YOU
7.ALL OF ME
8.BILLIE'S BLUES



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