JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

蛇の生殺し

2006年02月13日 | m-o

今日はとても暖かくて、昼食後は昨日のジョギングもどきが効いたのか睡魔に襲われてしまうほどでした。そうでなくても月曜日というのは、なんとも体が重いものですが、今日はいつにも増してといった感じです。

先日、友人の「泊まりがけ宴会」を、知り合いの温泉施設にお願いしたのですが、いろいろ便宜をはかってくれたようで、今日仕事の合間に、お礼かたがたまわってまいりました。(とか言いながらコーヒーをごちそうになりたくて、というのが本音)
そこは海岸線にある温泉施設で、ロビーからは海岸が一望できます。
「支配人が、10分ほどお待ち頂けないかと申しておりますが」
「もちろん、けっこうですよ、突然押しかけたんですから」
とちゃっかりロビーでコーヒーをごちそうになりながら待っていると、日帰りのお客さんでしょうか、60代位の男性が、いかにも「風呂に入ってきたぞ!」といったふうで、缶ビールを持ちながらロビーの椅子にお座りになりました。
「グビ、グビ、グビ、カーッ!」なんと旨そう
私の飲んでいる、そう旨くもない(入れてくれた方、ごめんなさい)コーヒーが、なんだか惨めな飲み物のように感じられるほど.....

そういえば、私もしばらく温泉など浸かっておりません。サウナ大好き、お風呂大好き、温泉大好きの私にとって、ほんと目に毒な光景でありました。

そこへ、支配人がお出まし
「バブさん、ひとっ風呂浴びていけば」
たいへんありがたいお言葉ではありますが、さすがに温泉に浸かっていく時間もなく、へんに蛇の生殺しみたいな気分でありました。
あ~ぁ、今度の休日は「日帰り温泉」にでも行ってこようかな。

蛇の生殺しついでに蛇足ですが、寒い日、湯船にはいるときには
「冷えものでござい、ごめんなさいよ」と他の人に声をかけるのが礼儀なんて話をご存じでしょうか?
今どきそんなこという人はいやしませんが、冷たい体で湯船にはいると、湯温が下がってしまうので一声かけたという、日本人らしい思いやりの言葉なんですよ。
「そんな言葉をかけられ、入ってこられたひにゃ、あーた、裸の付き合いで湯船の会話もはずむってもんでしょ」なんちゃって

さて、今日はハンク・モブレーであります。モブレーといっても、オリジナル・ジャズ・メッセンジャーズのケニー・ドーハムがアート・ファーマーに代わっただけというメンバーです。
ブルーノートのアルフレッド・ライオンは、作曲家としてのモブレーを高く評価していました。新しい曲を書くよう、ことあるごとに言っていたそうで、このアルバムも、全曲モブレーの書き下ろし、しかるにこれはモブレーのリーダー・アルバムなのであります。

HANK MOBLEY QUINTET
1957年3月8日録音
HANK MOBLEY(ts) ART FARMER(tp) HORACE SILVER(p) DOUG WATKINS(b) ART BLAKEY(ds)
1.FUNK IN DEEP FREEZE
2.WHAM AND THEY'RE OFF
3.FIN DE L'AFFAIRE
4.STARTIN' FROM SCRATCH
5.STELLA-WISE
6.BASE ON BALLS

おまけ、
本日、HPの「ジャズ四方山話」「酒話」更新しました。よろしければご覧下さい。



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