午後2時ごろまではそこそこ日差しもあって暖かだったのが、まさに「にわかにかき曇り」てな感じで「ピカ、ゴロゴロゴロ、ザァー」、ほんでもって雨がやんだと思ったら「ピューピューゴーーーー」って「なんじゃいこの北風わ!」・・・・
バタン、ドッカン!!!!
「えええええええ?」
ついにボロ屋の屋根でも吹っ飛んだのかと思ったら、屋根ではありませんでしたが物置の戸が壊れてしまいました。強風の中なんとか応急処置はしたものの、明後日にでもS君のところへヘルプを出さなければいけないでしょう。
気温も一気に下がって・・・・・ほんと無茶苦茶な天気でした。
「ちょっと暖かいことをいいことに、玄関にこんなん飾ったからじゃないの」
せっかく母が飾り付けたものに、そんなことを言っちゃいけませんよね。
末広に栄ゆるみちのくこけしかな
「かあちゃん、この句はいったい誰の句だい?」
「わがんね、ただお雛様だから飾っただけだから」
まぁそのうち桃の花でも仕入れてきてあげましょう。
そんな強風の土曜日、私は何をしていたかというと、珍しくパソコンと格闘をしていました。
以前、所有しているジャズのLP、CDは全てデータ化(そんなたいそうなものではありませんけど)してあるという話はしましたよね。ですから、ジャズ関係の音源の収納もそのデータ・リストに合わせているので、聴きたいアルバム等々をすぐに探し出せる状況にあります。
ところがジャズ以外は手つかずで「まぁ、ジャズほど枚数も多くないし、いいか」ということにしていたのですが、最近その乱雑ぶりがどうにも気になってしまって。
もちろんデータ化などせずに、きちんと整理して収納すれば済む話なのではありますよ。でも、暇人ですからついつい「ならば、やっちゃうか」みたいになっちゃいましてね。
ジャズのそれに比べるとかなりの手抜きデータ・ベースなのですけど、作り始めてしまいました。もちろん、今日一日で終わる作業でもなく、しばらく『良い暇つぶし』になりそうです。
・・・・・・だ・け・ど、つまり私はこういう作業を楽しんでいるだけですから、
「わざわざ電気代使って、時間も使って、こんなん作って、何の得があんの? そんな暇があったら、物置の戸をもっとしっかり直しなさいよ!」
と言われるのは必定。
「綺麗に片付くようになんだからいいだろう!」
じゃ納得しないでしょうねぇ、別の言い訳も考えておかなけりゃいけないでしょうか。(笑)
さて、今日の一枚は、じつに久しぶりです、ジェリー・マリガンにしました。
さっきまで、パソコンにデータを突っ込みながら聴いていたんですけど、マリガンのピアノ・レス・コンボの演奏は、説明抜きに気持ちがいい。
マリガンのバリトンと、ボブ・ブルックマイヤーのトロンボーンが、低音域を支えた4管の響きとその厚みにはしっかりやられてしまいます。
やっぱり、ピアノが無い分、ホーンが自由に出来るってことなのでしょうか?いやいや、それだけではありませんね。マリガンのアレンジ力がピカッと光っているんだと思います。
ともかく、マリガンとチェット・ベイカーもマリガンとアート・ファーマーもいいけど、ブルックマイヤーとの低音フロント、これもまた絶品であります。
PRESENTING THE GERRY MULLIGAN SEZTET
1955年9月21,22日, 10月31日録音
GERRY MULLIGAN(bs) JON EARDLEY(tp) BOB BROOKMEYER(v-tb) ZOOT SIMS(ts) PECK MORRISON(b) DAVE BAILEY(ds)
1.MUD BUG
2.SWEET AND LOVELY
3.APPLE CORE
4.NIGHTS AT THE TUMTABLE
5.BROADWAY
6.EVERYTHING HAPPENS TO ME
7.THE LADY IS A TRAMP
8.BERNIE'S TUNE
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