さぁ、いよいよ我がブログも本日から3年目を迎えるわけであります。
思えば2005年の6月1日、オヤジの暇つぶしとして始めて以来、重なるものが数枚あったものの、延べ603枚のアルバムを紹介しながら、くだらない記事も同数更新させていただきました。
更新日比率約83%という、マメでもない私としてはじつに良く頑張った(笑)2年間ではなかったかと思っています。
この2年の間、ときおり知り合いなどから
「よく毎日、時間とネタがあったものだ」
と、驚かれることや
「どうしたら続けられるんだい?」
といったご質問まで受けることがあります。
振り返るに、私のオフ時間が、酒を飲んでいるか、音楽を聴いているか、あるいは本を読んでいるか、このいずれかであったこと、そして、テレビを見ることがこの2年間で極端に減ったこと、これが大いなる要因であったようにも思えます。
当然、本を読みながらは別としても、『酒を飲みながら、音楽を聴きながら、パソコンに向かう』これは容易なわけで、昔の『ながら族』(若い方にはチンプンカンプンでしょうね)よろしく、ブログの更新も苦にならずに済んだのでしょう。
ネタなんてものは、一日が終われば有無意義は別としても、その日何かは出来事があるわけで・・・・・・・そんな事で更新を続けてきたために内容が薄いという事もありますけど(笑)
そんなこんなで続けてきたこのブログは、自分勝手に書きためた自身の履歴でもあるわけです。
「あれ?去年の今日も、一昨年の今日も、やっぱりオレは飲み歩いてたわけ???」
てな具合にね。
人間とは不思議なものだ。
何度会ってもどうということのない人がいれば、
ほんの数分の出会いでも一生忘れられない人もいる。
(三浦雄一郎)
ブログを続けてきて、なによりだと感じるのは、『お仲間』(勝手に私がそう思いこんでいる感はありますが、笑)が出来たことでしょう。
そのおかげで、『ジャズ批評』などという、とうてい私ごときが投稿できる場でもない雑誌に二度までも掲載いただいたり、母の反対に遭い未だ実現しないペットの可愛さを楽しませていただいたり、自分には全くない才能をお持ちの方々の絵や写真を鑑賞したり、大好きな料理(義務感から生じた趣味ですが)のヒントをいただいたり、もちろん、テーマでもあるジャズに対し、有意義な刺激をいただくことは言うまでもありません。
以前から、「ネットなどという社交場は、真の顔が見えないバーチャルの世界であって、そこでのお付き合いなど何の役にたとうか」的に思っていた私ですが、いざ始めてみれば、良いことずくめでした、今ではそんな皆様に心より感謝しているわけです。
ともかく、3年目を迎えてもネタが尽きるまで、同ブログを続けていくつもりでおります。お付き合いいただいてる皆様には、懲りずにご訪問いただければ幸いと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
さて、今日の一枚は、初回も昨年もそうであったようにコルトレーンです。
コルトレーンに関しては、かなりネタ切れ間近という感じもありますね。(アルバムとしてはまだまだあるんですよ)このアルバムもじつを言えば以前に別CDで紹介しているのです。
つまり、「LIVE TRANE THE EUROPEAN TOURS」という7枚組CDボックスに全て収められている内容のものです。
高校生の頃、マイルス好きのO君と『マイルスかコルトレーンか』で、一晩酒を飲みながらケンケンガクガクやったことがありました。(高校生の飲酒はもちろんイカンですし、高校生同士の戯言ですから、内容あるものであったかどうかはなんとも言えませんが)
この時私は、高校生の分際で「コルトレーンは、ライブにこそその神髄があり、どちらかといえばマイルスはスタジオ録音にそれがある」みたいな事をほざいたように覚えています。
マイルス云々は別として、コルトレーンに関して、私は当時、「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD」「SELFLESSNESS」「AT THE BIRDLAND」「LIVE IN SEATTLE」等々のライブ盤に多くの魅力を感じていたことは確かでしょう。
特に「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD」に始まる、同メンバーによるライブ未発表曲は、録音の善し悪しにかかわらず、世に出るたびに「なんとしても聴きたい」と追い求めた演奏でした。
それは「VILLAGE VANGUARD」 での未発表音源であり、JAZZWAYの「IN PARIS 1961」や、HISTORIC PERFORMANCEの「LIVE ON MOUNT MERU」ホワイト&レッド・カバーや、JAZZ CONNOISSEURの「IN EUROPE」であるわけです。もちろん今日の一枚もそんな一枚なのです。
なにより面白いのは「MY FAVORITE THINGS」におけるエリック・ドルフィーだと思います。
これは、聴き比べを必要とする感想だと思いますが、この年コルトレーンに同行してヨーロッパにやってきたドルフィーは、同クインテットで連日のように同曲を演奏しています。
その中で、最初の「IN PARIS 1961」での演奏と、その5日後の当アルバムでの演奏での彼の変貌がとても興味深いのです。
上手くは言えないですが、堅かったソロがたかだか5日間で、みごとに馴染んだというか。コルトレーンのそれとひけを取らないソロを聴くことが出来ます。
それから・・・・・・・・・・・・
いやいや、コルトレーンがらみの話になるとついつい長くなってしまいます。
そのお話はまたの機会ということで、ただ「ライブでこそコルトレーンの真価が出る」との私の考えは今も変わっていないのかもしれませんね。
LIVE AT STOCKHOLM 1961 / JOHN COLTRANE
1961年11月23日録音
JOHN COLTRANE(ss) ERIC DOLPHY(as,fl) McCOY TYNER(p) REGIE WORKMAN(b) ELVIN JONES(ds)
1.MY FAVORITE THINGS
2.BLUE TRAIN
3.NAIMA
4.IMPRESSIONS
追伸、
もし、このアルバムが入手困難であれば、文中(以前にも)紹介した「LIVE TRANE THE EUROPEAN TOURS」という7枚組CDボックスをお聴きになってみて下さい。前記の聴き比べも容易に出来ます。
>高校生の分際で「コルトレーンは、ライブにこそそ>の神髄があり、どちらかといえばマイルスはスタジ>オ録音にそれがある」みたいな事をほざいたように>覚えています。
これが面白いのですね、「マイルスは、ライブにこそその真髄があり、どちらかといえばコルトレーンはスタジオ録音にそれがある」
これではいけないでしょうか、これも面白い、高校生から今になってもこの関係には年取れませんね。
いずれにしても、これからもアッチに注意しながら、あのアッチ、ご活躍下さい。まずはお祝いまで。
めでたいことです。
そしてこれからもバブさんのペースで続けてください。
ネットを通じて私も楽しいお付き合いが広がりました。
これからもよろしくお付き合いくださいね。
我が家のCD棚にないものばかりが紹介されていて、コメントこそ残せないんですが、よい勉強になってます。
「エッセイ」もいつも面白く読ませて頂いてます。
これからもいろんなレコードを紹介してください。エッセイともども楽しみに待ってます。
このログ読んでて,そう言えば自分もなんて思って自分のブログをを見てみると6/12でやっぱり2周年です。
多分,バブさんのブログには1年半以上も訪問させていただいていることになりますね。
ジャズ批評の件では、自分にも投稿のチャンスを頂いたりで本当に御世話になりました。これからも楽しいログ,アルバムレヴューを期待しています。貴ブログのますますの繁栄を御祈りしています。
いつもジャズの話とともに、人生の先輩としての含蓄あるお話を楽しみにしておりますです。
バブさんは、きっといい耳といい眼を持っている方だと思っております。
これからもブローし続けてください!
いつも楽しく読ませていただいております(ほんとですよ)。
私、昔のジャズはあんまり知らないのですが、アルバム紹介に入る前のバブさんの日常を綴った文章は面白くて大好きなんです。大人の視線でお書きになっていますしね。ぜひこの路線でずっと続けてくださいね
コルトレーンもマイルスも好きなくせに、なんだかそういう相手と話をしていると、必ず「どっちがいい」みたいな話になったりするんですよね。
そんな年齢であったということでしょう。
ともかく、これからもくだらない話は続きますので、よろしくお願いします。
あずきさんの猫ちゃん、料理には、大変お世話になっており、感謝しています。
これからもよろしくお願いします。
『エッセイ』なんて言われるとなんだかモゾモゾしてしまいます。
本物のエッセイニストに聞かれれば、間違いなく怒られてしまいますよ。
くだらない話ばかりですが、これからもよろしくお願いします。
そうですか、12日ですか
67camperさんのブログのように、内容の伴うブログへなんとか近づけるよう、私ももう少し頑張ってみます。
これからも、よろしくお願いします。