3時ぐらいまではいい天気だったのですが、薄い雲が拡がってきました。まっ雨は降らないでしょう。
昨日仕事前にTVを見ておりますと「たけしの誰でもピカソ」(地方ですから時期遅れの再放送ですが)に、大野真澄、太田裕美、南こうせつの三人が出演しておりました。
チラ見だったので詳しい内容は分かりませんでしたが、『学生街の喫茶店』『木綿のハンカチーフ』『赤ちょうちん』をそれぞれ歌っていました。
♪ 恋人よ 僕は旅立つ 東へと向かう列車で
はなやいだ街で きみへの贈りもの 探す探すつもりだ ・・・・♪
いゃあ高校時代、太田裕美が好きなヤツがいましてね、そいつの家がたまたま高校の近くにあったもんで、まともに登校するときには(たまにまともじゃなかったことがあったもので・・笑)学校に行く前に何故かそいつの家で一休みして行くんであります。
モーニング・コーヒーを飲みながらハイライトに火を着けて、
「何か面白ぇことねぇかなぁ」
その姿は、どっかのオッサンのようでありましたが、その時よくヤツが聴いていたのが太田裕美だったんですねぇ(あとは岩崎裕美でしょ、かぐや姫も聴いてたけど、太田裕美が多かったんだよなぁ・・・)
好き嫌いは別として、『雨だれ』『木綿のハンカチーフ』『赤いハイヒール』なんかは完全に歌詞を覚えてしまいましたっけ(笑)
Mさんの店を手伝っていると、たまにどう見ても中学生か高校生かって輩がタバコを買いに来たりします。もちろん私は売りませんけど
「バブさん、バブさんはいくつから煙草吸ってたんですか?」
なんて店の女の子に訊かれると、じつに後ろめたさを感じてしまいます。
「それはそれ、これはこれ、ダメなもんはダメなんだから、みんなもしっかり断ってね。何かあったら俺がきっちり言ってやるから」
昔、我が息子が高校生の頃、部屋に煙草の吸い殻があったと聞いて注意したことがありました。
「何でそんなこと言えんだよ、オヤジだって高校生の頃はもう吸ってたんだろ!」
カチ~~ンでありましたねぇ、久しぶりの親父の逆鱗ってやつですか、手を挙げる寸前までいったことがありました。
「親がやった過ちを、子供にはさせない」これも立派な親心なわけで・・・・
じつに説得力が無い、そこで我が学生時代を恥じても時遅しなのであります。
タバコや酒だけではありません。庶子諸々『若気の至り』というものは、時に必要なことではあるものの、逆に後々まで後悔することもあるわけで、
若者よ、そのあたりを充分にふまえて、先輩や親の言うことは聞くものだよ。
あれ?何の話でしたっけ?
まっいいや、「『赤いハイヒール』歌いま~~~す。」
♪ ねぇ友達なら きいてくださる
ねぇ友達なら きいてくださる
寂しがりやの 打ち明け話 ・・・・・♪
さて、今日の一枚は、ジャッキー・マクリーンとオーネット・コールマンの共演盤です。
フリー、自由とはじつに解明しにくいものでありまして「自由を追求すればするほど、自由なはずなのにどんどん不自由になっていくのは何故?」みたいなところがあったりします。(ジャズの話ばかりではなくて)
自由を得るために自由と闘う、じつに矛盾した話ですが、マクリーンのフリーへの挑戦はそんなものを感じずにはいられません。
その点、コールマンはちょっと違うというか、真面目じゃない?いや違うなぁ、根っからの自由人?そうでもないし・・・ともかく、同じアルトで自由を求めるにもそれぞれの方法があるということなのかもしれません。
そんな、なんとなく必至さを感じさせるマクリーンと、「闘ってはいないかなぁ」っていうコールマンの共演は、じつに面白い一枚に仕上がっていると思います。
これがトランペットではなくアルトでコールマンがやったらどうだったんだろう?という興味はあるものの、なんとなくマッチしてしまうのもこのアルバムの魅力だと思います。
ちなみに、この二人の共演を演出したのは、ドラムのビリー・ヒギンズだったそうですよ。
NEW AND GOSPEL / JACKIE McLEAN
1967年3月24日録音
JACKIE McLEAN(as) ORNETTE COLEMAN(tp) LAMONT JOHNSON(p) SCOTT HOLT(b) BILLY HIGGINS(ds)
1.LIFELINE
A.OFFSPRING
B.MIDWAY
C.VERNZONE
D.THE INEVITABLE END
2.OLD GOSPEL
3.STRANGE AS IT SEEMS
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