JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

なんにしても先送りはよくない

2009年12月28日 | a-c

いよいよ暮れも押し詰まって今日は私も仕事納め、って午前中だけだったんですがね。たんなるご挨拶みたいなもんで「休みにしても良いんじゃない」とは誰もが思ったでしょうけど、まぁこれも一つの暮れの行事ということで、家でなんとなく午前中が終わっちゃったというよりはマシかもしれません。

てなことで、昼に帰宅すると、いよいよ正月準備であります。なにしろ明日は29日、九飾り苦餅も禁物ですから今日中になんとかせねばイカンのでして、
「よっしゃ、まずは鏡餅でもつこうかいねぇ」
といっても、杵を持ち出して餅つきをするわけじゃありません。我が家のはかなり昔の物なのですが家庭用の餅つき器で


まずは餅米を蒸して

構造はいたって簡単「蒸し器と小型洗濯機が合体してド~~ン」みたいな感じ。餅米が蒸し上がるとつくというよりはこねる感じで餅になっていきます。


蒸し上がるとこんな感じ。

こんなふうにコネコネと

そんでもって、つきたてを丸くしていくんですが、これが熱いやらベタベタやらで一騒ぎでありまして、市販の鏡餅のようには綺麗にならないんですねぇ、まっ「重ねりゃそれなりだろ」とほどほどで整形にも疲れてきて、最後には、そもそも鏡餅たるもの三種の神器の一つ『八咫鏡』を模した物とされるわけで、「もともと平べったいんだから」と居直るんであります。

あとは涼しいところで堅くなるのを待つわけですが、そう簡単にカチカチになるわけもなく
「こりゃ、今日中のお飾りは無理だなぁ」
面倒なことを先送りにするのは、政府も我が家も同じで、けっきょくお飾りは明後日に回すことにしました。

でもね、先送りにすると、私しゃ30日には料理もせにゃいけませんし、せっかくの休みがまた一日潰れてしまうんですよねぇ・・・・・
やっぱりどんなときも先送りはイカンですなぁ(笑)

さて、今日の一枚は、マリオン・ブラウンです。
マリオンを聴くたびに思うのは、フリーとか前衛とかやはりジャンル的なもので音楽をくくるのには無理があるということでしょうか。

このアルバムのフォーマットもピアノレスで、エリック・ドルフィーの「LAST DATE」にも参加していたハン・ベニンクがドラムを叩き、ベースはマルテン・ヴァン・レグテーベン・アルテナ(長い)と、フリー、前衛と呼ぶべきものかもしれませんが、「『純心』『素朴』『情熱』をこれほどメロディアスに語るアルトが他にあるだろうか?」と、ついつい自問自答したくなる、そんな思いをマリオンは感じさせてくれる、つまりこれを一括りにフリー、前衛と呼んでしまって良いんだろうか・・・・なんてね。(笑)
いやいや、そう思えばこそ、それこそがフリー、前衛と言われるものの魅力だと言ってしまえばそれまでなんですけど。

ともかく、何度も言いますが、「フリー=わけがわからん」という観念は、ぜひともみなさんにお捨ていただきたい。そう思うバブ君でありました。

ところで、このアルバム、オリジナルはどのジャケなんでしょ?

PORTO NOVO / MARION BROWN
1967年12月14日録音
MARION BROWN(as) MAARTEN VAN REGTEBEN ALTENA(b) HAN BENNINK(ds)

1.SIMILAR LIMITS
2.SOUND STRUCTURE
3.IMPROVISATION
4.QBIC
5.PORTO NOVO

おまけ、
忙しさにかまけ、更新が滞っておりました。
昨日も自宅でちょいと飲み過ぎまして・・・イカンですねぇまたしても一日遅れの『料理当番、今日の一品』です。

昨晩は、時間もあまりなかったので鍋にしました。鱈の雪鍋です。
鱈は軽く塩をして片栗を叩いて揚げたものを使いました。それに豆腐、白菜、春菊と具はいたってシンプル。最後にタップリの大根おろしをのせて出来上がりです。
ネギをタップリ入れたポン酢でいただきました。



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