JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

引っ越し五段

2005年09月15日 | s-u
突然、涼しくなってしまいました。私の住んでいるここでは、明日の朝はついに20度をきる最低気温との予報、今夜は窓を閉めて寝ないと風邪をひいてしまいそうです。

飲み友達のMさんから19日敬老の日に手伝って欲しいとの連絡が入りました。聞けば学生時代Mさんのところでアルバイトをしていた独身高校教師の引っ越し手伝いらしいのです。(Mさんは、某コンビニの経営者で、特にかわいがっていたアルバイト生だったそうです。)
「もちろん、ご苦労さん会つきだから」
ただ酒が飲めるとあれば、断る理由もなくすぐに承諾をしました。

「引っ越し」私は今まで何回経験しているでしょうか。
父が転勤族だったこともあり、小学校入学前に2回、小学校で2回、中学で1回、ここまでは父について行きましたが、高校で下宿生活(もちろんこの時に1回)、
大学に入って3回、社会人になって・・・・ともかく数えるのがいやになるくらい経験しています。
そんなこともあって他人の引っ越し手伝いには、わりと重宝がられていました。

「引っ越し」がたいへんかそうじゃないかって荷物の多さじゃないんですよね、ようは「段取り」一番!(引っ越しに限ったことではありませんが)
昔、いわゆる「かたづけられない男」の引っ越し手伝いに行ったとき、これが最悪でした。予想はできたので前日から手伝いに行きましたが、荷造りをしていないのは当然、どう荷造りしていいものやらサッパリわからない状態でした。

「お~い、勘弁してよぉ、これじゃあ明日引っ越しできないよ」
「何言っての、荷造りはできてるよ、ほら」
ふと見ると、荷造りとはとても呼べないまとめ方でしたが、部屋の片隅に荷物らしいものが、
「えっ?持ってくのは、あれだけ?」
「うん、あとは捨てるやつ」
っておまえ、ゴミ捨てにトラックが必要じゃねぇかよ!!!!
結局、徹夜でゴミの片づけと荷造りのし直しをした経験があります。
「頼むから、きちんと、段取りしとけよ.....はぁ」

みなさん、人にものを頼むときは、それなりの段取りをお忘れ無く

ところで、蛇足ですが、「段取り」の段は、なんの段だかご存じでしょうか?
じつは「階段の段」のことであります。今では階段を作るとき、建築学やら人間工学やらできっちり計算をして図面を引いて作りますが、昔はそうはいかない、職人の経験と勘で段数を割り出していたそうで、これを「段取り」といったそうです。つまりは「段取り」が悪いと危険で上りにくい階段ができてしまったというわけ。

ともかく、19日は「段取り」がしっかりできた引っ越しであることを祈っております。

先日、ちょっとお話しした、コルトレーン脱退後のマイルス・グループのサックス奏者ですが、結果ウェイン・ショーターを迎え、ここに「新黄金のクインテット」が完成するわけですけど、ジャズ・メッセンジャーズ脱退後、マイルス・グループに参加する直前のウェイン・ショーターのリーダー・アルバムが今日の一枚です。
この頃は、コルトレーン派の若手第一人者などと言われた彼ですが、この後マイルス・グループで大きく飛躍をとげることとなります。

NIGHT DREAMER / WAYNE SHORTER
1964年4月29日録音
LEE MORGAN(tp) WAYNE SHORTER(ts) McCOY TYNER(p) REGINALD WORKMAN(b) ELVIN JONES(ds)
1.NIGHT DREAMER
2.ORIENTAL FOLK SONG
3.VIRGO
4.BLACK NILE
5.CHARCOAL BLUES
6.ARMAGEDDON

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2 コメント

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知恵蔵 (けい)
2005-09-16 07:26:18
という名前がつきそうなバブさんのブログですね。段取りの段とは そういう意味だったんですねー。

階段がきちんとできていなければ・・・というように生活に密着した言葉が昔は多いですね。今の流行語大賞とかとは全然違ったものがありますね。

言葉のなかにふんだんに生活者の知恵が含まれている気がします。

引越しのお手伝い、くれぐれも腰を痛めないことを願っています。終わったあとは引越しそばで一杯ですか(笑)
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けいさん (バブ)
2005-09-16 20:09:51
言葉ってやっぱり生きているんですよね。

だから、若い人たちが新しい日本語を生活のなかから生み出していくのも当然なのかも知れません。

その中から、本当に密着した言葉がスタンダードになっていくのでしょう。



消えて無くなる言葉も多くありますが

良い言葉は、日本人として残していきたいものです。
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