JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

やっかいオジサン

2010年02月18日 | a-c

まったくもっていったい今年はなんなんでしょう?先週の雪がやっと消えたかと思ったら、またも銀世界です。これじゃ午前中は仕事にもなりゃしない。まっ、昨日あたりまでみょうに忙しかった私にとっては、それも良しとしましょう。昼前には雪もあがり、前回よりさらに水を含んでいるのか思った以上に溶けも早いようです。

最近、Mさんのお店に「やっかいオジサン」が出没しています。
「百円くんねぇかぁ」
と、小さな声で他のお客さんにやたら声をかけ、百円ないしは二百円をせびるのであります。
『物乞い』『乞食』といった差別用語は使いたくはありませんが、悪意のない、例えば身体に障害があってしかも家族や公的支援も受けられない状態の方や、急場生死が迫るほど緊迫した方ならまだしも、このオジサンはそういった風の方でもありませんで、どうも計画的にこの行動を繰り返しているようです。
というのも、出没するのはMさんのお店ばかりでなく、市内かなり広範囲に及んでいるようですし、通報も多々あったようで、警察でも
「・・・・・みたいなオジサンですか・・・・やっぱり」
てなちょうしなんです。
おそらくは、百円、二百円といった金額に、何人かの方が善意でお金を渡したのがきっかけなんでしょうねぇ、いつのまにかほぼ毎日市内を徘徊する「やっかいオジサン」になってしまったようです。

ともあれ、Mさんのお店にとってはまさに「営業妨害」のなにものでもありませんから、最初は優しく接していた私も、注意する口調が徐々に厳しくなって、私の顔を見ると逃げ帰るようにはなったのですが・・・・・先日はお店の中に入らずに店先でお客さんに声をかけていたとかで、まったく「やっかいオジサン」です。

「でも、ほんとうに困っているんだったら、行政に申し出るとか・・・・それを警察が指導、手配するとか、出来ないもんなんですかねぇ」
という私に、Mさんは
「警察も「あのオジサンねぇ」って言うくらい把握してんだから、それでもそうしないって事は、そこまで困ってないか、警察にその権限がないか、どっちかじゃないの」

でも、ほんとうにそれで良いんでしょうか?
もし「やっかいオジサン」がほんとうに生活に困窮しているとしたら、現代はそれをほったらかしにする社会になりつつある?
いや、生活に困窮していなくとも、かりに「やっかいオジサン」が、さらに「やっかいな連中」に声をかけ、さらにさらに「やっかいな事件」を招く、なんて事はないんでしょうか?
これって心配のしすぎですかねぇ?????

ともかく、そんな「やっかいオジサン」に、Mさんのお店をはじめ多くのお店が迷惑を被っているというお話しでありましたが、
皆さんの回りにも、そんな「やっかいオジサン」はおりますか?
え?回りにはいないけど、ブログを書いているヤツは知ってるって?
・・・・・・ああ、それって私ですね。ってオイオイ。

さて、今日の一枚は、モーズ・アリソンです。

「歌うピアニスト」の先駆者といえば、ファッツ・ウォーラーあたりになるんでしょうか。ただねぇ、ファッツやサッチモであれば味もあろうと思うのですが、アリソンに関しては、なんだかチェット・ベーカーの二番煎じのような感じもしたりして「ピアノ一本でいきゃぁいいのにアリソンさん」とつぶやいてしまいます。
もちろん、アメリカではシンガーとして認知されていたそうですから、彼に言わせれば
「それをいっちゃあ、おしめえよ」
かもしれませんけどね。

このアルバムを聴いても、演奏そのものが悪いとは思えないんですよ。まっ多少マンネリ気味ではありますが、無理にボーからなくても・・・・そう思うのは私だけかもしれませんね。(笑)
と言いつつ、しょっちゅう聴くアルバムではないんですが、たまぁ~~にターンテーブルに乗せてしまう、私にとってはそれ以上でもそれ以下でもないそれがアリソンの最大の魅力なのだと思っています。

ところで、なぜに今日モーズ・アリソンなのかといいますと、ちょっとした複線がありましてね。
先日の日曜日、スーパーに買い物に行ったお話しはしたかと思います。その時、まるで雑誌の表紙に使われてもおかしくないような、そりゃもうめんこい(可愛い)双子の赤ちゃんがおりまして、ついつい話しかけちゃったりして・・・いやいやもちろん「百円くんねぇか」じゃありませんよ。(笑)
ほんと、赤ちゃんは良いですねぇ、こんな「変なオジサン」でも、そりゃもう満面の愛想笑い、もう取って食べちゃいたいくらいです。(やっぱりアブナイ)

そんでもって「ジャズ界で双子っていえば」てな発想から、アート・ファマー、アディソン・ファーマーを思い浮かべ、二人の共演ジャズテットものも考えたのですが、アートはかなり紹介しているということで、モーズ・アリソン・トリオでいこうとまぁそうなったわけです。

いずれにしてもボーカル云々は置いておいて「可もなく不可もなくそれもまた良し」なのであります。

AUTUMN SONG / MOSE ALLISON
1959年2月13日録音
MOSE ALLISON(p,vo) ADDISON FARMER(b) RONNIE FREE(ds)

1.PROMENADE
2.EYESIGHT TO THE BLIND
3.IT'S CRAZY
4.THAT'S ALL RIGHT
5.DEVIL IN THE CANE FIELD
6.STRANGE
7.AUTUMN SONG
8.DO NOTHIN' TILL YOU HEAR FROM ME
9.SPIRES
10.GROOVIN' HIGH

おまけ、

昨日は夕方近くになってやっと時間に余裕が出来たので、久しぶりに港の近くでの一休み。相変わらずの寒さにドヨ~~ンとした感じの海ではありましたが、それでも潮風は私に生気を取り戻させてくれます。
思わずいつものバーのママからの「おいでメール」に、心がフラフラっと動いたのでありますが、生気は取り戻せても体力は回復せず、珍しく誘惑に勝ちました。
「やったぁ、ビール一本しか飲んでないぞぅ!!」
と、なっなんと午後10時にはバタンキュウ。そんな日もありますよね。

それにしても
いかに不景気な田舎町であれ、こうして近くに海があることは、私にとって大きな財産であると思いますねぇ、しかも季候がいいし・・・・・って、ゆ・き・がぁ~~~
また話が戻ってしまいます。(笑)



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