気持ちよい秋晴れに誘われて、昨晩も仕事で遅くなったにもかかわらず飲みに行ってしまいました。(って、秋晴れは全く関係ないだろが!)
今日の朝日新聞生活欄に「大人の目を気にせず、はめを外せる『居場所』 駄菓子屋復権」なる記事が載っていました。
東京の杉並で高橋裕香子さんという方がやっておられる「あそびと駄菓子屋『たかさんち』」にやって来る子供たちの話が面白いんです。
子どもでも客は客。高橋さんとの関係は対等だ。親の悪口や先生の批判、愚痴をこぼす子もいる。子どもたちはここが大好きだ。「狭くてきれいじゃないところが落ち着く」(小6女子)、「家では開放的になれなくて。ここは友だちとしゃべれるから楽しい。」(中1男子)。
まるで飲み屋に集まるオヤジみたいなことを言ってるじゃありませんか。(笑)
「駄菓子屋的居場所」の特徴として、子どもたちが必ず集まる場所で、親や先生以外の大人がおり、やりとりを通して安心でき、楽に過ごせるいった点が浮かび上がった。
コンビニエンスストアとの違いは店番のおじちゃん、おばちゃんとのつながりがあること。
<中略>
子どもは親や先生とのタテの関係で学び、友だちとのヨコの関係で育ち合う。が、時としてあつれきやいらだちが生じる。「駄菓子屋の大人とのナナメの関係の中では、子どもはほっとでき、発散できる。それは生きるエネルギーが育つ場でもある」
との〆のお言葉は安田女子大の澤田英三教授。
以前にこのブログでも、「最近は子ども達が(いい歳の大人まで)他の年代の人達と接する機会が減少しているのではないか」みたいな事を書いた覚えがあります。
完全なタテの相手でもなく、かといって完全なヨコの相手でもない「ナナメの関係」、まさにこれは一つのキーワードかもしれませんねぇ。
我々が子どもの頃は、たしかに「ナナメの関係」が成り立つ場所が存在していたように思います。それは、おじちゃん、おばちゃんが迎えてくれる駄菓子屋だったかもしれないし、近所のピアノを教えていたお姉さんがレッスン日以外の日を子供たちのたまり場に解放してくれたあの場所だったかもしれないし、我々をそっと見守っていてくれる大人が必ずいた缶けりの名所(笑)神社の境内だったかもしれないし・・・・・・・
思えば昔はそんな場所があたりまえのようにあったんですよね。
かといって、最近は公園のベンチで遊ぶ子供たちをじっと見ていたりしたら、不審者扱いされそうな気もしますし、話しかけるなんて以ての外という時代ですから、「駄菓子屋復権」にはおおいに期待したいものです。
それにしても、ママに愚痴を聞いてもらいながら飲んでくる私は、駄菓子屋に通っていたあの頃から、なんら進歩していないということなんでしょうか?
いやいや「ナナメの関係」は子どもだけでなく、大人にも不可欠な関係なのでありますよ、ね。
さて、今日の一枚は、カーメン・マクレエです。
昨夜いつものバーで飲んでいると、BGMが珍しくボーカルもの。(普段はノンボーカルのジャズなんですけどね)ユウセンだったのですが、ホリデイ、カーメン、サラ、エラと立て続けにオールスターズみたいな、これがまぁウイスキーに良く合うんですわなぁ(笑)ついつい深酒に誘われたわけでありまして、まっ、そんなんで選曲してみました。
ボーカルものはそろそろネタが尽きてきた感もある中、このカーメンの代表的アルバムがまだ残っていたのだとビックリもしました。こうして聴くとカーメンのバラードにはまたロックグラスを手にしたくなるような誘惑が秘められています。
まっ、ボーカルものですから、私のような素人がとやかく言うアルバムではないでしょうけど、カーメンのしっとりとしたバラード集は、ボーカル音痴の私でも納得の一枚です。
BOOK OF BALLADS / CARMEN McRAE
1958年12月録音
CARMEN McRAE(vo)
DON ABNEY(p) JOE BENJAMIN(b) CHARLES SMITH(ds) 他
1.BY MYSELF
2.THE THRILL IS GONE
3.HOW LONG HAS THIS BEEN GO
4.DO YOU KNOW WHY
5.MY ROMANCE
6.ISN'T IT ROMANTIC
7.IF LOVE IS GOOD TO ME
8.WHEN I FALL IN LOVE
9.PLEASE BE KIND
10.HE WAS TOO GOOD TO ME
11.ANGEL EYES
12.SOMETHING I DREAMED LAST
追伸、
今朝、
「栗ご飯がいい?白いご飯がいい?」
「何?今晩?栗?栗ご飯にすんの?」
「ん~ん、昨夜炊いたの栗ご飯。だから、それが残ってるから食べるかいってこと」
「・・・・・・・」
何も私が仕事で遅くなると分かっている日に「栗ご飯」を炊くこたぁないと思いません?私の大好物だと知っているくせに・・・・
ともかく今朝、一杯だけありつけることが出来ました。「秋だなぁ~~~~」
たまたま、立ち寄らせていただいただけなのに、遊びに来ていただいてコメントまで、ありがとうございます。
クソババァ、クソジジィは、今や貴重品。出来るなら私もそんなジジィになりたいのですが、今の社会はなかなかそれを許してくれないでしょうね。
ほんと「駄菓子屋復権」には多いに期待してるんですよ。
これに懲りずにまた遊びにいらして下さいね。
はじめまして、wannta@YellowHeadsと申します。
自分の拙いブログに立ち寄り下さり、ありがとうございました。
カーメン・マクレーに駄菓子やにはじまるななめの関係…
そっかぁ~ななめかぁ~って思いました。。。
昔の駄菓子屋のおばちゃんには説教されましたね~怖かったぁ~
家の近所には「しょうちゃん」と「むらたさん」って言う
駄菓子屋がありましたが
むらたさんとこのクソババァがムッチャ怖かったんすよ
でもあれから親とか教師とかとは違った教訓を
教わったんでしょうねぇ
ありがとうございました
また寄らせていただきます