月々に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月
今夜は『中秋の名月』、『望月夜』、『三五の月』って、なんでもいいんですが『十五夜』お月見の日でありますね。
天気予報によれば、この辺りで観られるかは微妙な感じです。
ところで『中秋の名月』に限らず『月』で思い浮かべる歌って多くありません?
♪ 十五夜お月さん 御機嫌さん・・・♪
♪ 雨降りお月さん 雲の蔭・・・♪
は、もとより
ユーミンの『月夜のロケット花火』、陽水の『水無月の夜』『月が笑う』なんてぇのも懐かしい、題名には入りませんが拓郎の『旅の宿』でも月は重要ですよねぇ、
先日ちょっと話題に上げたザ・ピーナッツの『月影のナポリ』なんてぇのもありました(私は森山加代子のイメージが強いのですが)、もちろん菅原都々子の『月がとっても青いから』も、東海林太郎の『名月赤城山』・・・
「って、どんどん古くなってくじゃん!?」(笑)
♪ 遠く遠く海へと下る 忍ぶ川のほとりを歩き
果ての街にたどり着くころ 空の色が悲しく見える ・・・・・♪
桑田佳祐の『月』、まさにこれは私の「カラオケ十八番」であります。
もちろんジャズにもありますよ。
『HOW HIGH THE MOON』『MOONLIGHT BECOMES YOU』『THE MOON』『VELVET MOON』『FLY ME TO THE MOON』『FULL MOON AND EMPTY ARMS』『NO MOON AT ALL』『OLD DEVIL MOON』『IT'S ONLY A PAPER MOON』『SONNY MOON FOR TWO』『MOONLIGHT IN VERMONT』『POLKA DOTS AND MOONBEAMS』『OH , YOU CRAZY MOON』『MOON AND CYPRESS』『MOON RAYS』『BLUE MOON』『MOONLIGHT IN VERMONT』・・・・
そうそう『MOON RIVER』や『MOONLIGHT SERENADE』も忘れちゃイカンかな?
ともかくキリが無い
「月光には何か不思議な魔力でもあると云うの?」
「伽噺じゃあるまいし。月は太陽の光を反射しているだけさ。だからね、太陽の光は動物や植物に命を与えてくれるけれども、月の光は一度死んだ光だから、生き物には何も与えちゃあくれないのさ」
「それじゃあ無意味じゃない」
「意味があればいいってもんじゃない。生きるってことは衰えて行くってことだろ。つまり死体に近づくってことさ。だから太陽の光を浴びた動物は、精一杯に幸せな顔をして、力一杯に死んで行く速度を早めているんだ。だから私達は、月に反射した、死んだ光を体中に浴びて、少しだけ生きるのを止めるのさ。月光の中でだけ、生き物は生命の呪縛から逃れることが出来るんだ」
京極夏彦の『魍魎の匣』にこんなやり取りがありましたねぇ
さすが売れっ子小説家でありますが
月光に生命の呪縛から逃れる力が有るか無いかは分かりませんけど、太陽の光とは間違いなく違う力を私たちに与えてくれているようには思います。
今宵私は『中秋の名月』に何を得、何を悟るのか?
「馬鹿!撃つ奴があるか。拳銃は最後の武器だ。我々は忍者部隊だ!!」
って、それは『忍者部隊月光』!(また古いねぇ・・・笑)
さて、今日の一枚は、『月』関係で、ウエス・モンゴメリーのこの名盤を選んでみました。(むろん、過去紹介済みです。)
私はとても好きな一枚ですが、この「POLKA DOTS AND MOONBEAMS」は、ちとボケーッとしているところがあるようにも思うんですよねぇ
ということは選択ミスか?
まぁまぁ、他の曲でその分を埋め合わせるには十分でありますので、ご容赦下さい。
THE INCREDIBLE JAZZ GUITAR OF WES MONTGOMERY
1960年1月23,28日録音
WES MONTGOMERY(g) TOMMY FLANAGAN(p) PERCY HEATH(b) ALBERT HEATH(ds)
1.AIREGIN
2.D-NATURAL BLUES
3.POLKA DOTS AND MOONBEAMS
4.FOUR ON SIX
5.WEST COAST BLUES
6.IN YOUR OWN SWEET WAY
7.MISTER WALKER
8.GONE WITH THE WIND