JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

贅沢な夜

2016年04月06日 | d-f

昨日今日と天気も良く、これで一気に桜も満開かな?

そんな昨日は、朝から「今晩は飲み行くぞう!」と決めておりましてね、へえへえ。
午後7時ごろに身体が空きましたんで、Oークママに電話を入れまして
「今どこにいんの?」
「えっ?近くにはいるんだけどね、ちょっくら焼き鳥屋ででも一杯ひっかけてから行こうかと思って」
「なぁにそれ、もう店あけんだよ、真っ直ぐ来りゃいいじゃん」
「でもお腹がね・・・・・はい、真っ直ぐ行きます。」

とは言ったものの、昼食もほとんど食べていない状態だったので
「なら、持ち込みでイイか」(酷い話ですが)
と、行きすがら買い出しをし○ークへと向かったのでした。

「ママ、蟹とスモークサーモンとぉ揚げ鶏買ってきた、それとこれね」
冷凍のタラバとパック入りのスモークサーモン、セブンイレブンの揚げ鶏、それにお約束のキャンデーズのCDRを、お土産とばかりにカウンターに並べると
「バブ、なに勝手にカウンターで店開いちゃってんの!?」

そんなこんなで、まずは瓶ビール(キリンのラガーね、生ビールより私はこれが好きなんです。)を一本グビグビグビっと空けまして、出されるままにコップ酒を一杯、
「次何いく?」
「いやね、スモークサーモンが島ものに合うんじゅないかと・・・・」
するとママが牡蠣のオイル漬けなんぞも出してくれて、さらにはスモークサーモンを新タマネギと一緒に
「ラフロイングかな」
いやぁ、ワインじゃござんせんよ、やっぱり島もの島もの
「こりゃピッタリじゃん」

そんなんで感激していると

「こんばんわぁ」
「あら、佐川さん(佐川急便ね)待ってたわよぉ」
ママがネット注文していたウイスキーが届いたのでありました。
「こっちの箱は、全部ハーパーね、誰かさんのハーパーね。こっちはと・・・」

出てまいりました、けっこう飲む人が多いからとアート・ベックの大瓶を筆頭にズラッと。
「これ初めて取ってみたんだけど」
キル・ホーマンです。これも島もの
2005年に蒸留を開始したという島ものの新参者で、スコットランドの法律でウイスキーと呼べるのが熟成3年以上ですから、2008年以降からウイスキーとして飲めるようになった代物です。

「バブ、それぞれ味見してみる?」
「ヤッリィー!」

来たときには「我が店」のごとく持ち込み品がひしめいていたカウンターに、最後はグラスの山が出来上がりました。
「いやはや、こりゃ最高の宴会だぜや」

こうして贅沢な夜は過ぎていったとさ、チャンチャン(笑)

さて、今日の一枚は、アート・ファーマーです。
「ファーマーはフリューゲルじゃなくても、大人の音を出す」
まっ、その表現が正しいかどうかは別として、アルバム的にはとても地味な一枚かと思います。
が、ファーマーはもとより、ハンク・ジョーンズのピアノもイイ味出してるんですよねぇ

夕べお昼前(深夜12時前ね)に帰宅して、酔っぱらっているのに一っ風呂浴び、酔っぱらっているのにビールを飲みながら聴いてしまいました。
そんなバカオヤジをも包んでくれるような大人の優しさ溢れる一枚だと私は思っています。

「今夜は、ビールとウイスキー二、三杯で止めとこ」
あいかわらず私は大人じゃありません。(笑)

PORTRAIT OF ART FARMER
1958年録音
ART FARMER(tp) HANK JONES(p) ADDISON FARMER(b) ROY HAYES(ds)

1.BACK IN THE CAGE
2.STABLEMATES
3.THE VERY THOUGHT OF YOU
4.AND NOW ...
5.NITA
6.BY MYSELF
7.TOO LATE NOW
8.EARTH