JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

春はうれしや、ひとりきり

2016年03月18日 | m-o

 ♪Happy birthday to me, Happy birthday to me,
   Happy birthday, dear バブちゃん, Happy birthday to me ♪

なんと昨日は私の誕生日でありまして・・・・
誰も祝ってくれないので自身で歌ってみましたが・・・・
侘しい!(笑)

まぁねぇ、家族内で最初に消え去る記念日が「親父の誕生日」てぇのはあたりまえっちゃあたりまえなんですけど、考えてみると「母親の誕生日」はもとより、下手すりゃ最近コンビニで騒いでいる「春の土用の丑の日」てなわけのわからん日よりその地位は低いかもしれませんねぇ。
さりとて、
「今日は何の日だったか覚えてる?」
てなこと訊いて
「彼岸の入り」
なんて言われたひにゃ立ち直れませんからねぇ、止めときました(笑)

暑さ寒さも彼岸まで

私の誕生日を祝ってくれたのは天候くらいですかね、昨日からまさに春本番といった暖かさです。
仙台では鶯の初鳴きが観測されたそうで、東北にも春がやってきましたねぇ。(このあたりは、ずいぶん前から鳴いとります。)
それに合わせ大敵花粉も一気に攻めてはまいりましたが、寒くてふるえているよりは良しとしましょう。

「ヘックション!」

こうなってくると、やはり気になってくるのは桜ですか?
開花まではまだ時が必要でしょうけど、それでも堅いつぼみをじっと見つめたりして、
ここ数年、花見らしい花見もしていないのにそれほど気がかりになるというのは、日本人だからなんでしょうかねぇ?

 ♪ 春はうれしや 二人揃うて花見酒 庭の桜におぼろ月
    それを邪魔する雨と風 ちょいと散らせて又咲かす ♪

端唄『春はうれしや』でありますが、この後、♪夏は・・♪秋は・・♪冬は・・と続きます。
そんな端唄を鼻歌に「桜恋しや」とまだ咲かぬ桜の木を愛でて一献

「あんた、よしとくれよぉ、まだまだ夜風は冬の風、風邪でもひいたらせっかくの桜を二人で見られなくなるじゃないか、中に入ってお飲みよぉ」

なんてね(妄想)

ところが、おんなじように春から始まって冬で終わるてんで

 ♪ 春はよいよい ちょいと桜の下で(よいよい)
   桜掻き分け 桜掻き分け真ん中へ
   ○○っと入れたらいいだろな ○○っと入れたらいいだろな
       お父ちゃんもお母ちゃんも元気出して元気出して
          (減るもんじゃねぇじゃねぇか、やらせろやらせろ) ♪

こんなんを鼻歌しながらカップ酒でも飲んでると、いかにまだ咲かぬ桜の木を愛でようとも、風邪をひくのがオチですわな。

「へぇへぇ、アンタはどうみても『春はうれしや』より『東京音頭』だって言うんでしょ、そのとおり、誕生日すら忘れられた、お・や・じですから」
泣くなバブ(笑)

さて、今日の一枚は、こりゃまた私としては珍しウィントン・マルサリスです。
前にも言いましたかねぇ、私は彼がけして嫌いではありません。ライブで盛り上がった事もありますしね。
「レコードよりライブの方が良い」
てな、適当な事を言っていましたが、今となっては、先日やっと紹介したミシェル・ペトルチアーニ同様、私の音楽を聴いた時期と微妙にズレていたことが、彼をあまり聴かなくなった一番の原因だと思っています。
それと、ほら、ストリングスとけっこうやってるじゃないですか、いかにもインテリっぽいとこもあるし、それがねぇ・・・・・

いやいや、
今日紹介するこのアルバムなんざぁ、ワンホーンで聴かせるイイ~アルバムなんですよ。
私もこのへんをもっとオッツメて聴きゃあ良かったと、今になって思います。

テクニックに裏打ちされた圧倒的な迫力?そんなもんがヒシヒシと伝わって来ます。
いやまて、私的には泥臭さが無いのが嫌なのか?(ここに至って、まだ抵抗を続けたりして。笑)

MARSALIS STAMDARD TIME Vol.1 / WYNTON MARSALIS
1986年5月29, 30日, 9月24, 25日録音
WYNTON MARSALIS(tp) MARCUS ROBERTS(p) ROBERT LESLIE HURST Ⅲ(b) JEFF WATTS(ds)

1.CARAVAN
2.APRIL IN PARIS
3.CHEROKEE
4.GOODBYE
5.NEW ORLEANS
6.SOON ALL WILL KNOW
7.A FOGGY DAY
8.THE SONG IS YOU
9.MEMORIES OF YOU
10.IN THE AFTERGLOW
11.AUTUMN LEAVES
12.CHEROKEE II

追伸、
○ークママ、ありがとう、アンタだけだよ私の誕生日覚えてくれていたの・・・・
今日、ウィントン・マルサリスを紹介したのは、夕べ聴いた事もありますが、じつは、YouTubeにマルサレスが演奏する「Happy birthday to you」がアップされておりましてね。
これを聴いていたという・・・・・やっぱ誰かに祝ってほしかったんですかね。(笑)