JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

祝って下さって、ありがとね?

2016年03月03日 | p-r

今日3月3日は、ひな祭り「桃の節句」ですね、と同時に、我が娘の誕生日でもあります。
桃の節句に生まれた我が子に、「男の子だったら桃の節句はかわいそうだったから良かったねぇ」なんて、心の隅で少しだけ思ったものです。
周りからは「いっそのこと名前を雛子にしたら」なんても言われましたが、断固拒否、あはは今思えば「ひなちゃんなんて呼ばれるのも悪くはなかったかも?」・・・・・
いや、いちおう悩んで付けた今の名前が一番に決まっています。(笑)

「桃の節句」、「上巳(じょうし)の節句」は、「人日(じんじつ)・端午(たんご)・七夕(しちせき)・重陽(ちょうよう)」とともに、季節の節目「五節句」であり、江戸幕府が祝日として定めた日でありますね。
新暦でいくと、まだまだ寒い頃の「桃の節句」でありますが

   五六日雛におされる花の山

てな江戸川柳にあるように、旧暦で言えば4月の初め、いよいよ春を肌で感じる季節という事になります。
江戸ではこの頃、みな花見に浮かれているのが、3月3日ひな祭りが近づくと、その準備で一時花見を中断したんだそうです。

ところで、上巳(じょうし)とは、古代中国では三が重なるから重三(じょうさん)とも呼ばれたそうで、身体の穢れを移した人形を船に乗せて川に流したんだそうですな。それが日本に伝わり宮中で「上巳の祓」てな行事になり、その曲水の宴の席で桃の花を供え白酒を飲んだと、これが「ひな祭り」の起源なんだそうですけど

最近、ひな祭りに白酒ってやっぱ飲むんすかねぇ?
日本の白酒はアルコール度数9%のリキュールに属するものだそうですけど、古代中国の白酒(パイチュウ)は50度くらいあったそうで、伝来した時、宮中じゃ何度くらいのお酒を飲んどったのでしょう?
まぁまぁ、今や未成年の飲酒は御法度、ひな祭りに飲む白酒はノンアルコール飲料であります。
って、私は飲んだ事がありません。(笑)

まぁねぇ、どうなんでしょ、なんとなくのイメージですが、中学生・高校生くらいの女の子が、友達集めて雛人形の前でちょっとだけ酔って笑い合っている姿も、姦しくてエエやろねぇ・・・・・・・

って、オヤジがほざくと、どうにも
「ナントカコメディのT橋みたいなぁ?キモ~~イ」
てなこと言わそうですが、そうじゃなくてね
「酔った上巳(じょうし)の説教聞いてるより、姦しい若いお重三(じょうさん)を見ている方が・・・・」
言えば言うほどドツボにはまりそうです。

何はともあれ、
「全国のひな祭りを祝う諸氏、我が娘の誕生日をともに祝ってくれて、ありがとう!
なんのこっちゃ(笑)

さて、今日の一枚は、先日紹介したミシェル・ペトルチアーニ、ペトちゃんのアルバムをもう一枚。
彼の後期の一枚、ということは、私からするとじつに新しい一枚ということになります。(笑)

ピアノとオルガンのデュオ・・・・
じつに斬新ですよね、ピアノの連弾ならそこそこお耳にかかりますが、この組み合わせはそうそう無いでしょう。
無いという事は「基本合わないんじゃろ」と、私は思うのですけど、
これがねぇ、期待を裏切るんですわ、もちろんイイ意味でね。

じつに興味深い1枚(正確にはVol.2がありますんで2枚かな)に仕上がっています。
ともかく、しっかりした技術と感性があれば合わないだろうものも合うんだと証明しているような、そんなアルバムだと思いますよ。

ちょっくら文句を付けるとすれば、
「ライブでこんなんやられたら、オシャレすぎる、センスが良すぎる、カッコ良すぎる、臭いオヤジには合わねぇよ」
そんなところでしょうか(笑)

CONFERENCE DE PRESSE Vol.1 / MICHEL PETRUCCIANI
1944年6月14,15,16日録音
MICHEL PETRUCCIANI(p) EDDY LOUISS(org)

1.LES GRELOTS
2.JEAN-PHILIPPE HERBIEN
3.ALL THE THINGS YOU ARE
4.I WROTE YOU A SONG
5.Rachid
6.SO WHAT
7.THESE FOOLISH THINGS
8.SIMPLY BOP