JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

風邪の原因は分かってますよ

2013年11月19日 | d-f

一気に寒くなりまして、皆さんに「ご自愛を」とか言いつつ、私がじゃっかん風邪気味という為体でございます。
それでもここ二、三日は日差しも柔らかく暖かい日が続き、風邪の進行を抑えてくれているようです。

先週の火曜日、久しぶりにS君と飲みに出かけまして、この日は互いに疲れていたんでしょうなぁ、お昼前(12時前)には帰宅するという、私としてはじつに珍しい飲み会でありました。

特に最近、S君は疲れと歳が一気にやってきた感はゆがめませんねぇ。(歳は私もですけどね。)
以前であれば3,4件のハシゴもいとわなかったのが、今じゃ2件がやっと、
「ある程度食事が出来るお店からスナックへ、チャンチャン」
これですわ。
しかも、スナックじゃほぼ寝に走るという・・・・まぁある意味、ご家族にとっては安心できる飲み方なんであります。(もちろんツレが、しっかり代行運転まで見送ってという前提はありますけど)

えっ私?
そもそも私は「一件長尻」ハシゴするタイプじゃござんせんし、眠くなるタイプでもありませんから、その尺度では測れないのではありますけど・・・・・
「確実に酒に弱くなっている」
これもまた事実です。

「せっかく歳をとったのだから、大人らしい秋をすごそうよ。
 嬌声も悪乗りもない。ゆっくり考えよう。夜は長い。」

杉浦日向子女史がそんなことをおっしゃっておりましたが、
えっ?もう秋どころか冬だって? まぁまぁまぁそうおっしゃらずに、そうじゃなくても今年は秋が異常に短い気がするんですから

だからというわけじゃないんですが
「じっくり時間をかけて、いろんな事を味わいながら酔っていく自分を楽しむ。秋の夜長、大人の時間はかくあるべきかもしれない。」
てなことを思った私は、先日帰宅後に、厚手の上着を取り出し、ベランダに椅子を持ち出して・・・・
左手にはチーズ一切れ、右手にはロックグラスに注がれたストレートのジンビーム、BGMはドン・フリードマンの「CIRCLE WALTZ」・・・・・・
「ウ~~~ン寒いけど気持ちいい

「アンタは馬鹿か!」
そりゃ風邪もひくってばさ・・・・・

歳だけとって大人になれない私、
「誰か、大人の飲み方を一からおせぇて・・・できれば、講師は女性でお願いします。」
だめだこりゃ。

馬鹿はほっといて(自分のことなのに。笑)、『料理当番、本日の一品』です。

秋(強調して)鮭の黄金焼きです。
「ご飯のおかずにはなんねぇなぁ」
と言いつつ、魚嫌いの母もペロッと食べてくれましたので、まぁまぁ美味かったのでしょう。
えっ何で「でしょう」かって?
それは、私は食べなかったからですわいな。それでは私は何を食べたか?
じつは「鮭の黄金焼きで飯はねぇ」というのは、最初から予測しておりまして、烏賊と里芋、それに大根の煮物を用意しておりました。
それを仕込むときに烏賊がなかなかよろしい代物で、ゴロ(キモ)が異様に美味しそう。
これを黄金焼きの脇で塩を振って焼きましてね、ア~~タ、日本酒にこれ以上のおつまみがあると思いますか?
まっというわけです。

さて、今日の一枚は、そんなことでドン・フリードマンです。(もちろん、2005年7月に紹介済みです。)
内容については・・・・言わずと知れた名盤ですしねぇ言うこともないでしょうが、BGMの選択としては悪くなかったと思いますよ。BGMが馬鹿じゃなくて、私が馬鹿っちゅう話ですから(笑)
ただ、やっぱ、フリードマンのピアノは堅い感じはしますよね、つまりそれは暖かさがないとでも申しましょうか。
「ほらみろ、オレが風邪気味になったのは、変な行動のせいじゃなくて、冷たいピアノのせいだ!」
って、やっぱり私は大人じゃありませんな。(笑)

CIRCLE WALTZ / DON FRIEDMAN

1962年5月14日録音
DON FRIEDMAN(p) CHUCK ISRAELS(b) PETE LA ROCA(ds)

1.CIRCLE WALTZ
2.SEA'S BREEZE
3.I HEAR A RHAPSODY
4.IN YOUR OWN SWEET WAY
5.LOVES PARTING
6.SO IN LOVE
7.MODES PIVOTING