JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

一等賞の組み合わせ

2012年04月13日 | j-l

北朝鮮のロケット?ミサイル?まぁ何でもいいけど打ち上げに失敗したそうで、結果、日本への被害もなかったわけですから良かったっちゃ良かったんですけど・・・なんだかねぇ
と、それはともかく
ここ数日の陽気で、徐々にまわりの風景も変わってまいりました。

「絶景かな、絶景かな、春の眺めは価千金とは小せえ、小せえ。この五右衛門には価万両・・・・・」
とまではいかぬものの、恥ずかしげに開花した桜は、恥じらいを知る乙女のごとく
「おうおう、ういやつよのう」
みたいな(笑)

あと数日も過ぎれば、「ういやつ」も色気を増して「ホルモン全開の女」へと変化つかまつるんでしょうなぁ、そしてさらに濃厚な気を発しながら花びらを舞せる・・・・・
って、ほんとオヤジはヤダねぇ(笑)

前回も申しましたが、「花見とくれば酒」団子なんざぁどうでもいいわけで
昨晩、仙台土産だと銘酒『浦霞』の生一本ササニシキ純米酒ってぇのをいただきましてね。「うい桜」を見ながら呑みゃあいいもんをさっそく昨日の深夜味見をしてしまいました。

そういやぁ、「ういやつ」じゃありませんけど、「酒はたぼ」なんてぇことも言います。
「たぼ」とは、日本髪の「髱」から来た俗語、若い女性のことでありますが、桜に酒、いい女、とまぁ一等賞の組み合わせが実現すれば、それはまさに「価万両」なんでありましょうねぇ

「おめぇと比べられる桜も哀れなもんよ。どんなに美しく咲き誇ろうとおめぇにかなうわけもない。」
「まっ、うれしい」
なんてんでぇ、キュッと一杯・・・・・
そういうときゃやっぱりスッと長めの白い徳利とちっちゃな盃かなんかがエエですわなぁ
「おめぇもいっぺいやりな」
するってぇと、いい女の頬と徳利にも似たうなじが桜色に染まって・・・・ん~~~ニクイ
・・・・・「アホか」
まぁまぁ、私の妄想癖は衆知の通り、現実味が全くないんだから可愛いじゃありませんか。ロマン、男のロマンですよって。

さて、今日の一枚は、スティーブ・キューンです。
前回のハーマン・フォスターからこれってぇのもどうかと思ったんですが・・・・まっいいでしょ。

正直言ってこの人のピアノに、私は面白味は感じません。おっと、勘違いしないでください「面白味がない」=「嫌い」ではありません。
なんて言うかなぁ、キューンという人は何処をとっても知的?これをリリカルと言うのかどうかは私には分かりませんが、「イエイ」てな高島忠夫的気分にはなれないみたいな(笑)

この手のアルバムが本当に好きな人は正座して聴くんでしょうか?
私の場合は、どうも正座して聴くのは苦手みたいで、身体を揺するか、もしくはサ~~っと聴き流すかが好きなわけで、このアルバムは後者に属すると思います。
もちろん「LOVE WALKED IN」のキューンなんかとは、また一味違う気がしますけど、基本、知的で美しい演奏に変わりがないようにも思えます。

まっ、いずれにしても、泥臭い演奏で白い徳利がヘソ曲げてもいけませんから、こんな演奏でヘソを撫でるってぇのも良いかなぁ・・・なんちゃって。

THREE WAVE / STEVE KUHN
1966年録音
STEVE KUHN(p) STEVE SWALLOW(b) PETE LA ROCA(ds)

1.IDA LUPINO
2.AH-MOORE
3.TODAY I AM MAN
4.MEMORY
5.WHY DID I CHOOSE YOU ?
6.THREE WAVES
7.NEVER LET ME GO
8.BITS AND PIECES
9.KODPIECE