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JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

社長!イタリアを事務所に!

2007年07月08日 | d-f

今日は、先日久しぶりにいっしょに飲んだMS君から、奥様が手伝っている福祉法人のチャリティ絵画展に来てくれないかとの連絡があり、S君とともに出かけてきました。

メインは本人も来場されていたイタリアの作家、アンドレア・ボレラ氏の油絵でありました。暖かな光の中に映し出された素朴な風景を描いた彼の作品は、なかなか素敵なものでしたよ。


MS君の奥様が、サインまでもらっていてくれました。


「社長、(S君のこと)事務所にこのヴゥネツィアの風景を飾ってはいかがでしょうかねぇ。60万と社長にはお手頃なお値段だし、なんといってもチャリティーだから、地元有力者としては協力しないと」
と私、するとMS君まで
「そうだよね、一級建築士のリッパな事務所には、この程度の絵画が必要かもね」
「・・・・・てめぇら!!!」
すると、近くにいらしたバイヤーが
「実際にベニスに行かれたつもりになれば・・・・・」
「えっ、ベニス???何処の飲み屋だっけ?」

はははははは、所詮、我々庶民には容易に絵など買えるわけもなく、目の保養をさせていただくに留め置きましょう。

「社長、ベニスとは言わないけど、○○っていうアジア系お嬢様のお店を一年くらい我慢すると、事務所に絵画を飾るのも夢でもなくなるんじゃ・・・・・・・」
「バカ野郎、最近は全く行ってねぇだろが!」

そんなこんなで、今日は『料理当番』をサボることが出来ました。・・・はははそれだけでも感謝ですよね。
「どうれ、帰ってビールでも飲むか!」
ってカレーじゃん、カレー・・・・こんなことなら、遅れても『料理当番』を買って出て、つまみを一品作れば良かったなぁ~~~~~~(トホホ)

さて、今日の一枚は、ビル・エバンスの超有名盤です。
ベーシスト、エディ・ゴメスが「完璧」と評するトリオによる唯一のフル・アルバムです。

まずはエバンスとの共演を夢見ていたゴメスがメンバーに加わり、1968年6月、空席であったレギュラー・ドラマーの席にジャック・デジョネットが加わることで、このトリオは結成されました。
その後、CBSテレビ『ダイアル・M・フォー・ミュージック』での演奏、『トップ・オブ・ザ・ゲイト』への3週間にわたる出演を経て、ロバート・ケネディ暗殺3日後に放送された追悼番組『コンテンポラリー・メモリアル』に出演、トリオの成熟は急速に進みました。そして、6月15日、スイスで行われた第二回モントルー・ジャズ・フェスティバルの屋内会場『モントルー・カジノ』のステージに立ったのです。

ちょっと走り気味のエバンスは、スコット・ラファロ、ポール・モチアンとのトリオの魅力とは、また違ったものを聴かせてくれますし、ピアノとベースが協調されがちのエバンス・トリオで、ドラムスも大きな要素であると感じさせてくれるのは、デジョネットの力なのでしょう。(モチアンが悪いということではありませんので、お間違いないように)

また、このアルバム、ライブ録音とは思えぬほど録音状態が良いアルバムでもあります。レコードでこれから購入予定という方、できれば初期のプレスでお聴きになってみて下さい。(ベストはセンター・レーベルに溝が入っているプレスですが、それが無理なら銀色のTマークがくすんでいないものをお探し下さい。)

BILL EVANS AT THE MONTREUX JAZZ FESTIVAL
1968年6月15日録音
BILL EVANS(p) EDDIE GOMEZ(b) JACK DEJOHNETTE(ds)

1.ONE FOR HELEN
2.A SLEEPIN' BEE
3.MOTHER OF EARL
4.NARDIS
5.I LOVES YOU PORGY
6.THE TOUCH OF YOUR LIPS
7.EMBRACEABLE YOU
8.SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
9.WALKIN' UP