北国に大きな被害をもたらした台風10号も、この辺りでは思ったほどでは無く、一日風雨に悩まされるだろうと思っていた火曜日も、午後3時頃にはこんな青空になりました。
さらには、ブログに残った○ークママのコメントにお尻が軽くなった私は、飲みにまで行ってしまうという・・・・被害に遭われた皆様にはまったくもって顔向けが出来無い思いです。説得力0ではありますが、心よりお見舞い申し上げます。
そんな台風の爪痕が未だ癒えない今日は『防災の日』だそうで、南海トラフの大地震を想定して訓練が行われているそうです。
思えば私は、小学校、中学校、職場でも行われた『避難訓練』をかなりバカにしている感がありました。
それがあの東日本大震災を経験した今、多少イイカゲンに参加しようとも訓練を行う事の大切さを痛感しています。
また、今台風でも結果それほど酷くなかった我が地区にも『避難準備情報』が発令されました。
あの震災以降、こういった警報・指示等々数が増えたように思いますが、私はじつに良い事だと認識しています。
「どんなに大げさでも、何かあってからは遅いし、何事無ければそれでイイじゃん」
てなもんです。
ただこれが月日が過ぎて『狼少年』にならないようにするのは、「我々震災経験者の責任では」てな、ちょっくらカッコつけた考えももっとります。
いずれにせよ、『想定外』なんてぇもんは、あんがい簡単に起こるもんでござんすから、せめて『想定内』だけでも十分に備え、訓練する事は意味のある事だと思います。
話はコロッと変わりますが、台風一過の青空は夏の日差しを取り戻し、まぁ暑いこと暑いこと・・・・・・
がしかぁし、
そんな青空をよくよくながめれば、空の色と雲の形が少し変化したように感じます。さらには、日が落ちると聞こえてくる虫の音
「ひょっとしてこれは、秋ってヤツじゃござらんか?」
すだく虫の音もさることながら、家の中に居ると
「どう聞いても表で鳴いている虫とは思えない、この扉の向こう辺り」
てんで、扉を開けようとも虫の姿は無し
「だけど、この辺で確かに鳴いてるよなぁ・・・」
みたいなことありません?
閑さや岩にしみ入る蝉の声
まぁ、蝉の声は岩にしみ入りますが、これは「壁にしみ入る虫の声」なのかもしれませんね(笑)
♪ ルルルル ♪ とイイ音で鳴くカンタンは
簡単には見つからない・・なんちゃって
この虫の音が、聞きようでかなり印象が違うもんで
胸にジーンとしみ込むように入ってきて
「あ~~~イイ音だねぇ」
なんて思うときは、恋でもしているときですかねぇ
逆に
「なんて寂しげな音だろう・・・秋だねぇ」
なんて思うのは、彼女はもちろん金も無いしなんにも無しの一人ぼっちみたいなときですかね。
あなたはどちらですか?私?私は・・・言わずと知れた後者ですよぉ~~だ。(笑)
「実りある秋」か「寂しい秋」か、9月を迎え、それぞれの秋は確実に近づいているようです。
さて、今日の一枚は、ハービー・ハンコックです。
ハンコックを紹介するのは・・・・ともかく私には珍しいわけです。
私が彼を毛嫌いした理由は、以前も申しましたのでここでは差し控えさせていただきますけど、そのくせ彼のピアノを聴いていないわけでも無いのでありまして
このアルバムはブルーノートでのリーダー第二弾、マイルスのグループに加わるちょっと前ですかね。
ハンコックの魅力なんでしょうが、まぁこの人、何でもこなせる(腹立つけど)上手さが際立つお方ですよね。
このアルバムも一貫した音楽と言うよりは、曲調の違ういろんな音楽と言った方が適当だと思いますし、それをスラッとこなしてしまうところが腹立たしい(笑)。
第一弾「TAKIN OFF」で世に出た名曲「WATERMELON MAN」が、子供の頃に聞いたスイカ売りをモチーフにしているかと思えば、ここでの「BLIND MAN , BLIND MAN」は、南部の綿花畑を渡り歩くブルースマンを描く・・・・
って、悔しいけどちょっとカッコイイ。
結局の所、「アンチ巨人」を裏返せば隠れ巨人ファンのように、私は「アンチ ハンコック」なんだと思います。
MY POINT OF VIEW / HERBIE HANCOCK
1965年3月19日録音
HERBIE HANCOCK(p) DONALD BYRD(tp) GRACHAN MONCUR 3(tb) HANK MOBLEY(ts) GRANT GREEN(g) CHUCK ISRAELS(b) TONY WILLIAMS(ds)
1.BLIND MAN , BLIND MAN
2.A TRIBUTE TO SOMEONE
3.KING COBRA
4.THE PLEASURE IS MINE
5.AND WHAT IF I DON'T
追伸、
母の大好きな食パンを作る『トウシャ』が、間もなく閉店になってしまいます。
母は非常に残念がっておりますけど、お店にもお店の事情があるわけで、しかたありません。
その最後になるかもしれない食パンを、また○ークのママがお土産にと持たせてくれました。今回はバータートーストにして、ホワイトシチューっぽいスープでいただきました。
「やっぱり無くなるのは残念だなぁ」
とは、母の弁です。