JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

壁にしみ入る虫の声

2016年09月01日 | g-i

北国に大きな被害をもたらした台風10号も、この辺りでは思ったほどでは無く、一日風雨に悩まされるだろうと思っていた火曜日も、午後3時頃にはこんな青空になりました。

さらには、ブログに残った○ークママのコメントにお尻が軽くなった私は、飲みにまで行ってしまうという・・・・被害に遭われた皆様にはまったくもって顔向けが出来無い思いです。説得力0ではありますが、心よりお見舞い申し上げます。

そんな台風の爪痕が未だ癒えない今日は『防災の日』だそうで、南海トラフの大地震を想定して訓練が行われているそうです。
思えば私は、小学校、中学校、職場でも行われた『避難訓練』をかなりバカにしている感がありました。
それがあの東日本大震災を経験した今、多少イイカゲンに参加しようとも訓練を行う事の大切さを痛感しています。
また、今台風でも結果それほど酷くなかった我が地区にも『避難準備情報』が発令されました。
あの震災以降、こういった警報・指示等々数が増えたように思いますが、私はじつに良い事だと認識しています。
どんなに大げさでも、何かあってからは遅いし、何事無ければそれでイイじゃん」
てなもんです。
ただこれが月日が過ぎて『狼少年』にならないようにするのは、「我々震災経験者の責任では」てな、ちょっくらカッコつけた考えももっとります。

いずれにせよ、『想定外』なんてぇもんは、あんがい簡単に起こるもんでござんすから、せめて『想定内』だけでも十分に備え、訓練する事は意味のある事だと思います。

話はコロッと変わりますが、台風一過の青空は夏の日差しを取り戻し、まぁ暑いこと暑いこと・・・・・・
がしかぁし、
そんな青空をよくよくながめれば、空の色と雲の形が少し変化したように感じます。さらには、日が落ちると聞こえてくる虫の音
「ひょっとしてこれは、秋ってヤツじゃござらんか?」

すだく虫の音もさることながら、家の中に居ると
「どう聞いても表で鳴いている虫とは思えない、この扉の向こう辺り」
てんで、扉を開けようとも虫の姿は無し
「だけど、この辺で確かに鳴いてるよなぁ・・・」
みたいなことありません?

  閑さや岩にしみ入る蝉の声

まぁ、蝉の声は岩にしみ入りますが、これは「壁にしみ入る虫の声」なのかもしれませんね(笑)


♪ ルルルル ♪ とイイ音で鳴くカンタンは
簡単には見つからない・・なんちゃって

この虫の音が、聞きようでかなり印象が違うもんで
胸にジーンとしみ込むように入ってきて
「あ~~~イイ音だねぇ」
なんて思うときは、恋でもしているときですかねぇ
逆に
「なんて寂しげな音だろう・・・秋だねぇ」
なんて思うのは、彼女はもちろん金も無いしなんにも無しの一人ぼっちみたいなときですかね。
あなたはどちらですか?私?私は・・・言わずと知れた後者ですよぉ~~だ。(笑)

「実りある秋」か「寂しい秋」か、9月を迎え、それぞれの秋は確実に近づいているようです。

さて、今日の一枚は、ハービー・ハンコックです。
ハンコックを紹介するのは・・・・ともかく私には珍しいわけです。
私が彼を毛嫌いした理由は、以前も申しましたのでここでは差し控えさせていただきますけど、そのくせ彼のピアノを聴いていないわけでも無いのでありまして

このアルバムはブルーノートでのリーダー第二弾、マイルスのグループに加わるちょっと前ですかね。
ハンコックの魅力なんでしょうが、まぁこの人、何でもこなせる(腹立つけど)上手さが際立つお方ですよね。
このアルバムも一貫した音楽と言うよりは、曲調の違ういろんな音楽と言った方が適当だと思いますし、それをスラッとこなしてしまうところが腹立たしい(笑)。

第一弾「TAKIN OFF」で世に出た名曲「WATERMELON MAN」が、子供の頃に聞いたスイカ売りをモチーフにしているかと思えば、ここでの「BLIND MAN , BLIND MAN」は、南部の綿花畑を渡り歩くブルースマンを描く・・・・
って、悔しいけどちょっとカッコイイ。

結局の所、「アンチ巨人」を裏返せば隠れ巨人ファンのように、私は「アンチ ハンコック」なんだと思います。

MY POINT OF VIEW / HERBIE HANCOCK
1965年3月19日録音
HERBIE HANCOCK(p) DONALD BYRD(tp) GRACHAN MONCUR 3(tb) HANK MOBLEY(ts) GRANT GREEN(g) CHUCK ISRAELS(b) TONY WILLIAMS(ds)

1.BLIND MAN , BLIND MAN
2.A TRIBUTE TO SOMEONE
3.KING COBRA
4.THE PLEASURE IS MINE
5.AND WHAT IF I DON'T


追伸、
母の大好きな食パンを作る『トウシャ』が、間もなく閉店になってしまいます。
母は非常に残念がっておりますけど、お店にもお店の事情があるわけで、しかたありません。

その最後になるかもしれない食パンを、また○ークのママがお土産にと持たせてくれました。今回はバータートーストにして、ホワイトシチューっぽいスープでいただきました。
「やっぱり無くなるのは残念だなぁ」
とは、母の弁です。


シャバダバ シャバダバ ・・・?

2016年07月21日 | g-i

夕べちょっとだけ窓を開けたまま寝たら、今朝はクシャミで目が覚めました。
何日か前の地獄のような暑さが嘘のようです。
こんだけ気温が上がったり下がったりするからでしょうか、しょっちゅう訃報を耳にします。
永六輔の次は大橋巨泉ですか・・・(これは気候には関係ないかな?)

 ♪パッパパヤパヤパヤパパー パ パヤーパヤーパー
  パッパパヤパヤパヤパパー パ パヤーパヤーパー
  何処かで 誰かに 名前をよばれたような
  そんな夜が あったみたい    ・・・・・・♪

こんな歌、知らんでしょうなぁ、木元泉(現、木本いず美)の「どこかでだれかに」てぇ歌なんですが・・・・シングル「お願いがあるの」のB面ね、って、ますます分からんかな(笑)

 

「『11PM』金曜日のエンディングは、大橋巨泉とザ・サラブレッズ(大橋巨泉は演奏しませんよ)のジャズ演奏でしめる」てなパターンを覚えている年代も少数になり果てているでしょうか?
そして、ザ・サラブレッズの二代目ボーカルが木元泉であり、この「どこかでだれかに」という曲のバックももちろん、そのザ・サラブレッズだったと、まっそんなわけです。(おっと忘れてた、作詞は大橋巨泉です。)
ボサ調でなかなかエエ歌ですんで機会があったらお聴きいただきたいと思います。

大橋巨泉といえば、私らの年代じゃ間違いなく『11PM』、親の目を盗みよく見ましたねぇ、ボリュームを極力下げてね、時には音はラジオ流してごまかすみたいな(ある意味、オッパイさえ見えたらラッキーってヤツですか、じつはそうそう出てこなかったんですけどね。笑)

いやいや、エッチに飢えていただけじゃありません。私は『金曜イレブン』で麻雀を覚えたくちですから
「小島武夫先生!」
なんてね。(『金曜イレブン』はエッチは無しでしたから、ボリュームを下げずに見られたんですよね、だからザ・サラブレッズの演奏も聴けたわけですよ。笑)

おっと話が逸れました。「大橋巨泉とジャズ」てなこととなると、学生時代にジャズコンサートの司会をしていた(タモリみたいですけど)ことはもちろん、最初の嫁はマーサ三宅ですしねぇ
杉原淳(ts)なんかに声をかけてザ・サラブレッズを結成できたのも、その道にいかに関わっていたかの証であります。

 

私が、彼とジャズの結びつきを一番感じたのは、この本ですかねぇ、油井正一とともに翻訳したビリー・ホリディの自伝『奇妙な果実』であります。
私が持っているのは、初版じゃありません一年以上後で増刷された20刷ですけど、こうして見ると、けっこうボロボロになるまで読んどりますなぁ(笑)

「不幸以外の何物をも期待しないでいると、わずかながら、幸福の日がめぐってくるかもしれない」とビリーはいう。
いかなる人生にも絶望はない - 通読してうける異常なまでの感銘は、人生の最底辺を出発点として、茨の道をきりひらき、自分だけを頼りに頂上まで登りつめた、たくましい精神力によるものであろう。

訳者あとがきは、油井との連名になっとりますが、どちらが草稿したんでしょうねえ?
そんなことを、大橋巨泉の訃報に思ったのでありました。
またしてもですけど、ご冥福をお祈りいたします。(やっぱり昭和は終わったかな?) 

さて、今日の一枚は、ビリー・ホリディです。
そうそう考えてみりゃ先日の『我が聖夜』は、「レディ・ディ」の命日でもあったのですよね。

しかしまぁ私のアルバム選択はイイカゲンです。
大橋巨泉→『奇妙な果実』→ビリー・ホリディ
この連想は良しとして
大橋巨泉→『11PM』→女性の裸
で、この素敵なデヴィッド・ストーン・マーチンのジャケを選ぶてぇのは、どう考えても、レディにもデヴィッドの奥様(このジャケのモデルは彼の奥様だそうです。)にも失礼なような気がします。

ノーマン・グランツが仕掛けたJATPのお話しは、以前にも何度か書きましたんでここではお休み、
そのJATPに、レディが参加した時のロサンゼルスとニューヨークでのライブ録音アルバムです。
バックのメンツは割愛させていただきます。
まぁまぁ今日は大橋巨泉とレディを偲びながら聴きましょうか。

BILLIE HOLIDAY AT JAZZ AT THE PHILHARMONIC
1945年2月12日、1946年6月3日、10月7日録音
BILLIE HOLIDAY(vo)

1.BODY AND SOUL
2.STRANGE FRUIT
3.TRAV'LIN' LIGHT
4.HE'S FUNNY THAT WAY
5.THE MAN I LOVE
6.GEE BABY, AIN'T I GOOD TO YOU
7.ALL OF ME
8.BILLIE'S BLUES


珍列罪で逮捕だ!

2016年07月07日 | g-i

天気予報というもんは・・・・
今日は終日曇天の予報、

これは曇天とは言いません。まぁねぇ予報が外れるのは良しとして、朝のニュースを見ていたら、その段階で気温が28.8度、なのに予想最高気温が27度って、
「朝は今日じゃねぇんかい!」
と、おもわずツッコミを入れてしまいました。(笑)
ちなみに現在は予報どおり曇天になっています。

最近また先生達の不祥事が多く聞かれる中、我が田舎の公立高校の教頭がパチンコ屋さんでわざわざ自分の台まで女性店員を呼び出し、珍物を披露するという事件が起こりました。
教頭としてかなりのプレッシャーとかストレスがあったのでしょうけど・・・・
「51にもなって、なぁ~~にしてんだかまったく・・・家族がかわいそうに」
とは、母
まったくですよねぇ、奥さんも子供達も(いらっしゃるかどうかは知りませんが)「もうこの土地には居られない」てな感じになっておられることでしょう。

そんなチン列事件のすぐ後のこと、Mさんのお店で、
「ちょっとトイレ行ってくるね」
そうですねぇ、家を出て3時間は経っていたでしょうか
小用をしようとジーパンのチャックを・・・
「ゲゲゲ、開いとるよ、チャック全開よ

そうなんです、いわゆる社会の窓を、私は約3時間近く開放し、お店の手伝いをしていたと・・・・
『バブ、コンビニで珍物をチン列!(これは売り物ではありません。)』
てな事になりかねなかったわけで、幸いトランクスが可愛らしい珍物を保護していてくれて、大事にはいたらなかったんですけどね。
「でも、もし珍物が顔を出したとしても、不可抗力だから罪にはならないよねぇ?」
「う~~~~ん、罪にはならんかもしれんけど、もうMさんのお店は手伝えないと思うよ。」

歳を取るといろんな所の締まりが悪くなります。みなさん、不可抗力でも珍物披露はそりぁいけません。お互い注意しましょうね。
「って、そんなんは、アンタだけだよ」

話は変わって、今日のお昼は久しぶりに表でラーメンをいただきました。
昔、同じ職場で働いていたKちゃんという女性が、結婚後パートをしているラーメン屋さんです。

このラーメン屋さん、ランチ時には+180円でサイドメニュー(けっこうなボリュームの)が付けられます。

私も若いフリして蟹クリームコロッケのサイドメニューを頼んだんですが・・・・ちと食べ過ぎですよね。(笑)
それにしても、最近ジャズを流すラーメン屋って多くありません?このお店もしかり、ズートを聴きながらスープをズズーット飲んでまいりました。

さて、今日の一枚は、前回「SOMETHING FOR LESTER」がらみで、ふと思いついて聴いたマーク・へムラーとレイ・ブラウンのディオです。

私にとってはじつに新しいアルバムということになりますが、しっかりとしたレイのベースが、マークのピアノをじつによく引き立て、落ち着きがあって味わいある一枚になっていると思います。

一昨日ちと飲み過ぎたせいで、昨晩はビール一杯にウイスキー三杯ほどで抑えたのですが、このアルバムがなんだか浸みてくる感じがしました。
「反省だけなら猿でも出来る。本当の社会の窓を開いて世の中を見渡し、自分の愚かさを悟り、改善すべく動きなさい」
と・・・・・
「それが出来るくらいなら、ウイスキー一杯に抑えますよ。」
って、ダメだねぇ(笑)

FOR BETTY / MARC HEMMELER
1982年10月27日録音
MARC HEMMELER(p) RAY BROWN(b)

1.GIRL TALK
2.DANY BOY
3.TAKE THE "A" TRAIN
4.I'M GLAD THERE IS YOU
5.GIVE ME SOMETHING
6.LOVE WALKED IN
7.BRYAN'S SONG
8.WATCH WHAT HAPPENS
9.A PORTRAIT OF JENNY


まっ、たまには宝探しもいいか

2016年06月12日 | g-i

昨日今日とそこそこ暑い日が続いていますが、おかげさまで未だ夏日は訪れておりません。
「なんたってア~タ、ここは東北の湘南だから」
って、なんのこっちゃか、おそらく本場湘南は今年夏日をすでに経験済みだと思うのですけどね。

「誰が唄っている『Close To You』なのかどうしても知りたい演奏があるんだけど、バブさんなら分かるんじゃないかと・・・・・」
先日○ークに行ったとき、常連のお客さんにそんな事を言われまして
「ちょいちょいちょい、オレは全ての音楽をくまなく聴いて、全てを知っているってぇわけじゃござんせんよ、もしそうならそれで飯を食ってますって・・・・しかもボーカル、さらには『Close To You』をカバーしているアーティストなんてそうとういますからねぇ、だってオレですら唄った事ありますもん。(それは関係ないだろ)」
「まぁまぁそう言わずに、ダメ元で一度聴いてみて下さいよ。You Tubeでスピーカーの『TANNOY SRM』で検索かけると出てきますから」
「ハイハイ、ただし聴いてみるだけですよ、きっと分からんと思うけど・・・」

てなことで、さっそく聴いてみました。
「ほらぁ、これだけ聴いて分かったら俺は天才だって・・・・投稿者は日本人っぽいし、コメントかなんかで訊いた方が早いんじゃね」
ところが、何度か聴いているうちに、
「ん?」
何処か記憶の片隅にこんな声の感じがあったような無かったような。

こうなると思い出せないのがイライラしてきて
我が家にある数少ないボーカルを片っ端から(すいません前もって完全に違うのは、外しましたからこの表現は嘘です。笑)聴いても、ピンとくる声の持ち主にはたどり着けません。
「ん~ん~~~・・・って、何で他人の事でオレが悩まにゃイカンのじゃい!」

そして、ついに今日の午前中、「ピ~~ン」とひらめきました。
「CMだ!そうそうなんかのCMだぁCMだ、ぜったいCMだ!」
さっそくネットで「CM Close To You」と検索してみると「グリコ」と「トヨタホーム」が引っかかってきました。
「よしまずは『グリコ』ね、あ~~~妻夫木のあれかぁ」
これは、声質が若干違います。
「そんでは『トヨタホーム』ね・・・・う~~ん、声の感じは間違いなくこの人のようにも思うけど・・・・イントロも楽器編成も違うような?」

そんでね、声の感じから
「間違いなくこのCMの『Close To You』の主が、あの『Close To You』も唄ってる!」
と決めつけ(その自信は何処から来るのかねぇ)、そのアーティストnoonを調べる事に、

http://ameblo.jp/noon-diary/ 

オフィシャルページによりますと
大阪府生まれ。ルーツは韓国。中学生の時に、TV-CMから流れていたハリー・コニックJr.の歌に魅せられジャズに興味を持つようになる。
2003年10月、アルバム『better than anything』でデビュー。
2004年1月には、新人としては異例の、全国ブルーノートを中心としたソロ・ツアーも成功させた。デビュー・アルバムが韓国でもリリースされプロモーションで韓国を訪れる。2004年1月からはトヨタホームのTV-CM に「Close to you」の歌唱が起用される。その楽曲が収録されているセカンド・アルバム『my fairy tale』は2004年12月に日韓同時発売された。・・・・・・
こんな方でござんした。

そこで、CM楽曲が収められたアルバム『my fairy tale』は別として、他に「Close to you」のカバーが無いかと・・・・
直ぐ見つかりました。
「ファースト・アルバムでカバーしてんじゃん」

確かめましたよ、絶対にこれだとは、私の耳ですからアテにはなりませんが、イントロ、楽器編成、何よりそのお声
「○△さん、あなたがお探しの『Close To You』は、noonのファースト・アルバム『Better Than Anything』に収められているカバー曲に間違いありません!」(アララ、断言しちゃったよ。)

しかしまぁ、ちょっとした宝探しみたいで面白かったっちぁ面白かったんですけどね。
「○△さん、疲れるから、もう頼まれてもやりませんからね。」

さて、今日の一枚は、デビッド・ヘイゼルタインです。
って、アハハ、私このお方をよく存じあげておらんのですよ。
じつはこのアルバム、「バブも少しは新しい演奏を聴いた方が良いよ」と友人が録音してくれた物で、そいつが大好きなピアニストなんだそうです。(いただいといて「そいつ」呼ばわりは酷いですね。)
そんでもって、話題の「Close To You」つながりという理由だけで選びました。

「オレは、とんかつのキャベツには、絶対ドレッシングなんぞかけんぞ!誰が何と言おうととんかつソースで喰うんだ!」
「ツナマヨだぁ?ツナもマヨネーズも好きだけど、おにぎりのツナマヨは、オレは絶対に喰わん、喰わんと言うか許せん!」

どうでもイイ事に「意地張ってこだわる」てなこと、みなさんには無いでしょうか?

この辺りのアルバムも
「オレはせいぜい新しくても70年代で十分、それ以前の演奏だってまだ聴いてないのがいっぱいあるもん。」
てな事を、それがまるでポリシーやこだわりのごとく言うのは、つまり最近のジャズを聴いていないという自分の弱さをさらしたくないという、ちょっと違いますが桝添的逃げ口上なんであります。

きっと、デビッド・ヘイゼルタインのピアノにも「家族旅行で会議をしました。」的、何らかの言い訳をその感想に引っ付ける可能性がありますので、言わずにおきましょう。

CLOSE TO YOU / DAVID HAZELTINE
2003年11月4日録音
DAVID HAZELTINE(p) PETER WASHINGTON(b) JOE FARNSWORTH(ds)

1.CLOSE TO YOU
2.WALTZING AT SUITE ONE
3.I'M OLD FASHIONED
4.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
5.BARBARA
6.BUDDY'S TUNE
7.BLUES FOR P.WASH
8.MINOR A DJUSTMENT
9.I'LL ONLY MISS HER
10.WILLOW WEEP FOR ME


放置プレイは嫌いじゃありません・・はぁ?

2016年06月06日 | g-i

6月に入り、梅雨は関東まで進んできました。「このへんも間もなくなんだろうなぁ」なんて思いながら、今朝食べようと思っていたオクラにカビが生えていて「クソ、これも気候のせいだ」と、放置していた自分を責めず、他のせいにするのは人間のいやらしさであります。(そこまで大きな話か?)

放置と言えば、
「僕は放置プレイが嫌いじゃありません。」
じゃなくて、北海道の大和君でありますねぇ、
先週の火曜日、飲み屋でニュースを見ながら、「こりゃかわいそうだけど生きちゃいないなぁ」なんて言っていたのが、「不明から6日ぶりに無事保護」とのニュースにビックリしたりホッとしたり・・・・
「ほんとに一人でいたのかぁ?」と、なんとなく腑に落ちない部分はありつつの、ともかくは無事でいた彼に「こりゃきっと大物になるでぇ」なんて感心させられたりして、まぁ無事で本当に良かったですよね。

そして、おそらくは問題となるのは『放置』という親の行為なんでしょう。
でもね、子供に対するしつけてぇのは、どこの家庭でも「ちょっと行き過ぎたかな」てな事はままあるもんですし、虐待や子殺しとなると別ですけど、愛情を持っての事であれば、今回の行為を両親は周りが言う以上に反省しているでしょうから、後はそっとして置いてやるのがベストかとも思います。

そういやぁ、私も小さい頃、よく父に家近くのゴミ箱(ほら、昔地区地区で共同のゴミ箱みたいのがあったじゃないですか)へ捨てられていました。
プチンとキレた父には、何を言おうとどんなに泣きわめこうと聞き入れてはもらえませんでしたねぇ
まぁ、最後には母が拾い(笑)に来てくれたんですけどね。
一つあの両親に忠告するとすれば、捨てようが何しようが(言い方が悪いか)子供から目を離した事を一番に反省してもらいたいということですかね。
ゴミ箱に捨てられた私ですが、いかに怒ろうともきっと父は隠れて様子をうかがっていたと思いますし、母に拾ってこいと言ったのも今となっては父だったようにも思っています。

話はコロッと変わって、昨日は久しぶりにビデオ鑑賞をいたしました。

観ようか観まいかずいぶん迷っていたのですけど『スター・ウォーズ エピソード7 /フォースの覚醒』です。

なんだかねぇ、一度完結した物語、これを「昔の名優を人気取りのために無理矢理舞台に引きずり出した」的扱いをするてぇのは、いかがなものか?みたいなとこがあって、観るのを迷っておったのですわ。
まっルーカスが当初描いたものは、全9部作だったそうですから、ありっちゃありなのかも知れませんが

スターウォーズの『エピソード4/新たなる希望』(公開当時、『新たなる希望』という副題は付いていませんでした。)が初めて公開された時、我が『UP研』(UFO超心理学研究会ね。笑)でも話題騒然だったことを覚えています。
「ジャジャウマ」というお店で、チャリンコや他の幾人かが盛り上がっていた話題は、『スターウォーズ』か『宇宙戦艦ヤマト』か、てな時でしたからね。
「R2-D2?C-3PO?何じゃそりゃ?」
なんて、全く興味が無いフリをしていた私も、結局は『エピソード4,5,6』はもとより、後々出た『エピソート1,2,3』もしっかり観たんですけどね。

それで、今回新たなエピソードを観た感想ですけど・・・・・
親が暗黒面に捕らわれダース・ベーダ-へとなったごとく、孫である・・・・
そして、ダース・ベーダーと息子のルークの運命のごとく、レイア姫とソロの息子の運命が・・・・
そして、主役レイの父は?母は?
最後に描かれた、ルークとレイの出会いが・・・・・次回『エピーソード8』、こうご期待!

若干先が読みやすいというか、私自身に夢が無くなったというか(笑)・・・ねぇ
そんな感じですかね(どんな感じ?)
それにしてもスカイウォーカー家ってぇのは、呪われてますよねぇ、親が子を殺そうとしたり、子が親を殺したり

「放置もイカンけど、どんな事があろうと、子殺し親殺しは超イカンですよ、最低ですよ」

と、それだけは言いたい。(なんのこっちゃ)

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

イカとジャガイモのニンニクバター炒めです。

 

それに、ホワイトアスパラのマヨネーズ焼き(チーズも乗ってますが)、いろいろ入った和風サラダ、以上。
ビールはもとより、日本酒、ウイスキー、どちらも良く合いました。(って、両方飲んだんかい!笑)

お弁当はこんなんでした。

さて、今日の一枚は、フレディ・ハーバードです。

季節柄と申しましょうか、ラテン系のリズムにちょっくら気持ちが向かう、てなことありません?
まっ少なからず先日から私はそんな気分で、サルサやボサをここしばらく聴く機会が増えていました。

そこでふと思い出したのがこのアルバムでして、

このアルバムのハーバードを聴くと、私は何故か昔好きだったチェイスを思い出したりします。まっつながりが無いっちゃ無いんですけど
たまに聞こえてくる「パパッパー」という高いトランペット、そしてリズムの感じ、それだけなんですけどね。

ともかく、ラテン系のリズムは身体が自然と揺れてくるのは、おそらくは私だけでは無いと思います。
ノリだけかと思えば、何処かに哀愁も感じたりして・・・・

リオオリンピックでの日本人選手の活躍に期待します。(なんのこっちゃ)

BORN TO BE BLUE / FREDDIE HUBBARD
1981年12月14日録音
FREDDIE HUBBARD(tp) HAROLD LAND(ts) BILLY CHILDS(p) LARRY KLEIN(b) STEVE HOUGHTON(ds) BUCK CLARK(per)

1. GIBRALTAR
2. TRUE COLORS
3. BORN TO BE BLUE
4. JOY SPRING
5. UP JUMPED SPRING


昭和生まれには、よう分からん

2016年04月29日 | g-i

今日は『昭和の日』、いよいよゴールデンウィークの幕開けですか・・・まっ私には関係ありませんがね。(笑)

『昭和の日』は、昭和で言うところの『天皇誕生日』でありますよねぇ
私にとっちゃそっちのほうがなじみ深いですが、小渕元総理が『平成』の文字を高らかに掲げてからはや28年、『昭和』という時代は遠い昔になってしまいました。

ところで、昭和の頃、私の年号の基準は『元号』でありました。ところが『平成』になってからは、どうにもその『元号』が分からなくなってきています。つまり西暦を用いる方が楽になってきているのです。
「あれ?今年って平成何年だっけ?」
「え~~~とねぇ、娘が○○才だから・・・28年かなぁ?」
なんてね。

そうしてみるてぇと、自分の生まれ年から追えている時は、元号が分かりやすかったのが、一度違う元号に変わったとたんわけが分からなくなる、そういう事って私だけの現象なのでしょうか?

銀行や役所の書類でわざわざ「平成 年 月 日」なんて、記載箇所に印刷してある書類があるじゃないですか、毎日利用していれば直ぐに分かるんでしょうが、私なんざぁその手の場所は極力行くのを避けたい輩ですし、西暦で頭の中がいっぱいになっているもんだから、またも
「あれ?平成何年だっけ?」
そんでもって、目の前に「月日」の表示は良くあったりするんですよね。
「バカにすな、月日は分かってんの、だから平成何年だっけって?!」
ほとんどアホです。(笑)
ああいう書類って西暦記載じゃまずいんですかねぇ?できればあの頭の平成印刷は止めてもらいたい。

さてと、このまま昭和話に行きそうな雰囲気ですがさにあらず、今時の私が知らなかったお話しを一つ

「昨日は、携帯の着信音を変えようと思って、編集なんかしちゃってさぁ」
すると、Saちゃんが
「えっ?着メロですか?着うたですか?」
「あ?着メロ?着うた????それって何か違うの?着信音は着信音だろ?」

まぁ私はね、単純にMP3の音源を刻んで、それを携帯の着信音にしたというだけなんですが、
「それは、着メロ?着うた?」
「ああ、それは着うたですね。」
「????????」

「着メロ」は、商標登録されています。
・・・・・・・
着メロはもともと携帯に登録されている着信メロディだったのですが、着メロ配信サービスが登場したこと、また『ケータイ着メロ ドレミ BOOK』という本が出たことで、既存の J-POP などが着メロで楽しめるようになり、着うたが登場する前ということもあって、市場規模は1000億円とも考えられた時期もありました。
・・・・・・・
着メロは一例をあげて言うと、オルゴールでJ-POPなどを奏でる音源がありますが、あれなどが着メロになります。つまり原盤のCD音源ではなく、別の音源データということです。そして基本的に歌は入っていません。メロと言われるのは、結局歌がなく楽器だけのインストゥルメンタルだからです。
・・・・・・・
着メロのデータは一般的にMIDIファイル
・・・・・・・
着うたはもっとシンプルで、通常レコード会社が持つ原盤音源を携帯で扱えるファイル形式にしたものです。
・・・・・・・
なお、日本レコード協会による有料音楽配信の区分では、
「Ringtunes」着うた
「Ringback tunes」呼び出し音(メロディーコールなど)
「シングルトラック」着うたフル
となっている。

だそうです。
つまり歌は入って無くとも、CDから編集して使用した物は「着うた」らしいのです。
初めてSaチャンから教わりました。

ちなみに私の着うたは
通常の電話呼び出しが「MY FAVORITE THINGS」、通常メールが「横浜エンディング」の冒頭、Rメールが「MOANIN'」、Sメールが「HARLEM BLUES」。
娘のメールは「栞のテーマ」、仕事関係の電話は「帝国のマーチ」(ダースベイダーのあれね)となっておりますです。

「そこのあなた、知ってました? えっ?今年は平成28年だろうって? だからそっちじゃ無くて・・・」(笑)

さて、今日の一枚は、サー・ローランド・ハナです。

そういえば、北島三郎さんに旭日小綬章が贈られましたねぇ「サー・北島三郎?」んなこたぁありまませんが

ともかく、私はジョージ・ムラーツ、ローランド・ハナのコンビは大好きです。
1974年、リチャード・ディビスが突然来日せず、代わりにサド・メルのベーシストとして来たのがムラーツでした。この時のサド・メルを生で聴いたときからです、私が「ハナとムラーツ」(朝ドラの題名じゃござんせん。)のファンになったのは。

二人はまさに相棒ですねぇ、なんだか二人の会話が聞こえてくるようなそんな演奏だと私は思っています。

TIME FOR THE DANCERS / ROLAND HANNA
1977年2月17日録音
ROLAND HANNA(p) GEORGE MRAZ(b) RICHARD PRATT(ds)
1.CHERYL
2.TIME FOR THE DANCERS
3.FLIGHT TO ANN'S VILLE
4.ODE TO A POTATO PLANT
5.JED
6.DOUBLE INTENTIONS


ちっちゃくなっちゃった!

2016年03月21日 | g-i

今日も朝から青空が広がっています。気温は思うほど上がらないようですが、それでも春の日差しは十分な暖かさを感じさせてくれます。

ここ二日ほどの間に姉たちから相次いで荷物が届きました。
私の誕生日だったから?いえいえ違います。じつは昨日が母の誕生日でして・・・
ほらね「母の誕生日」は不滅なんですよ。(笑)

それはともかく、そんな荷物の中にこんなもんが入っていました。

どう見ても珈琲には違いないのですけど
「さくら?」
パッケージともう一つの包みに「kichijoji original blemd」とありますので、吉祥寺の珈琲屋さんの物だとは思うのですが、
「まさか、桜フレーバー入り珈琲てなことは無いよねぇ?・・・ともかく、開けてみよう」
おそるおそる袋を開けると、ちょっと浅煎りっぽいコーヒー豆が
 クンクン
桜の香りは全くしません。

さっそく淹れて飲んでみますてぇと
「う~ん、珈琲だ」(あたりまえですが、笑)
まっ、ちょっと苦みを抑えたマイルドブレンドてな感じ、つまり「春のブレンド」的珈琲なんでありましょう。
「まぎらわしいラベル付けんなよなぁ・・」
ちょっとだけ、桜フレーバーを期待した自分がアホみたいに思えました。(本当にそうなら、飲めなかったでしょうけどね。笑)

もう一つ、こんな物が一緒に送られてきました。

福島市のお菓子『太陽堂の麦せんべい』であります。
「太陽堂の麦せんべいはいいけど、福島市の物が何故に東京に住むCちゃん(姉)から?」
すると母が
「そういえば、ネットで麦せんべい注文できるみたいだから、とってみようかなぁって言ってたわ。」

我が家にはこの麦せんべいにちょっとした思い出がありましてね。
昔、父が福島に出張すると必ずお土産に、この『太陽堂の麦せんべい』か、『菊屋の羊羹と最中』のいずれかを買って帰ったのでした。
まして、姉はその福島市で高校の二年間を下宿生活しましたので、なおさら懐かしかったのでしょう。

「あれぇ?箱の形はいっしょだけどもっと色が濃くなかった?」
開けてみて
「ゲゲ、2枚ずつ袋に入ってるよ(昔はそのまんまトド~~ンと入っとりました。)。それに・・・小っちぇ」
一枚の大きさが、私の記憶からすると二回り?いやそれ以上に小さくなったような。

袋入りになったのは、おそらく今の衛生規定かなんかによるものなんでしょうし、
「こういう物はどれもこれもみんな小さくなってるからね」

身近で言えば、銘菓じゃんがらもママドールもエキソンパイも、かしわやの薄皮饅頭も、かんの屋のゆべしだって・・・・
身近ばかりじゃござんせん、仙台の萩の月しかり、鎌倉の鳩サブレしかり・・・・・
なんでもかんでも、『ちっちゃくなっちゃった!』でありますよね。

「何でなんだろうねぇ?やっぱ値段をあまり上げたくないからかなぁ?」
「まぁまぁこれも時代ってヤツじゃない、まっ甘いもんが小さくなろうと私ゃどうでもいいけどね・・・・・でも、麦せんべいは甘くは無いしねぇ」

何事考え方ですよ。ヤクルトといっしょで、「もうちょっと食べたい」くらいの大きさが適当って事もありますからね。(笑)

んなことで『料理当番、本日の一品』です。

蒸し鶏です。鶏の臭いが不得意の母のために、ニンニクとショウガをたっぷり付けて蒸したので、見た目は少し悪くなりましたが、酢の利いたタレが良かったのか、その母も食べてくれました。

土曜日にちょいと忙しくなってお弁当を作られなくなったので、お弁当用にと少しずつ残しておいた厚揚げ、笹かまを炙り、カニかまも加えてごっちゃ混ぜのサラダにしました。

こちらは私専用の中華風ヅケマグロです。

さて、今日の一枚は、バンキー・グリーンです。
と、いかにもよく知ってるように紹介しておりますが、ほとんどこのアルト奏者を私は知りません。(笑)
このアルバムも、MD発掘物です。ですからジャケ写真は借り物です、ご了承あれ。

ものの本によれば、1935年ミルウォーキー出身、バードに大きく影響を受けたらしいのですが、どうしてこれほど私に印象を残さなかったかといえば、この方、1960年まで生まれ故郷を離れなかったみたいですねぇ
では、私はこの方の音源を他にも持っているのか?
2枚見つかりました。

「TESTIFYIN」と「MY BABY」
ついでに聴いてみると(なんとまぁ、おそらく十数年聴いていなかった音源?)
「TESTIFYIN」なんか、張りのあるアルト吹いてんじゃないっすかぁ
どうして私はこの音を忘れていたんでしょ?

ともかく、十数年聴いていなかった音源がある事にもビックリしましたが、この方の名すら忘れていた自分が不思議でもあります。これもまたMD発掘のおもしろさですかね。

おっと、肝心のこのアルバムですが
ラテンラテンです。(なんのこっちゃ)
「古典落語ならぬ古典ラテンはノリ一つ」
そんな言葉ありませんが、まさにそんなアルバムです。

THE LATINIZATION OF BUNKY GREEN / BUNKEY GREEN
1966年11月録音
BUNKEY GREEN(as) LARRY BOYLE(tb) BOB OJEDA(valbe tb) ARTHER HOYLE(tp) ANTONIO CASTRO(p) TONY LAROSA(el-b) WILLIE NEGRON(congas) VITIN SANTIAGO(oijdo) MANUEL RAMOS(timbales) THE DELLS(vocals)

1.LET ME GO
2.FEELING GOOD
3.HOW'S YOUR MAMBO ?
4.A TING-A-LING
5.SONG FOR MY PARENTS
6.GUAJIRA CON CHA-CHA-CHA
7.FAST'N'FOXY
8.DO IT LIKE YOU FEEL IT


家と学校の間に無い通学路?

2016年03月16日 | g-i

「S君のバカたれが、今日は身体が痛くて仕事にならんがや!」
昨日、S君の
「ちょっとだけ手を貸してくれんかね、昼飯付きで
この「ちょっとだけ」と「昼飯付き」に惑わされた私は、気軽に
「エエよ」

ところが
「ちょっとだけ?なぁ~~にがちょっとだけよだい!」
行ってみれば、大物の資材を運び上げる力仕事に人手が足りんと
「この優男(?)に、これほどの大物が持ち上げられると思うてか」
それでも、必死の思いで持ち上げましたよ。四人がかりでやっと持てる大型給湯器をなんと3階まで・・・・
案の定、今日は二の腕が筋肉痛で悲鳴を上げとります。
「これで昼飯とビール一杯じゃ割に合わんなぁ・・・」(うっそぴょ~~ん、笑)

おっと、本題はその事じゃ無くて、そのS君の現場が、私が高校生の時アルバイトをしていたジャズ喫茶の直ぐ近くだったのです。
「どれ、今はどんなになっとりますかねぇ」
てんで行ってみましたよ。

そこには、入り口がツタで覆われたオンボロジャズ喫茶の面影は無く、3階建ての小さなビルが建っとります。

 

隣にあった駐車場(ジャズ喫茶のものではありませんが)がまだ残っていて、確かにそこがあのジャズ喫茶であった事を感じさせるのみ。
「そうかぁ、ここが我が高校の通学路だったんやねぇ・・・・」
「本来の通学路じゃないけどね。」
「酔っ払ってそぞろ歩いた道でもあるけどね・・・」
「どんな高校生じゃい!」

「そうそう、そこに小っちゃなアレンジ(ボール)屋があったんだよな。」
「○っさんがよく通ってたわ」(高校生がそういうことしちゃイカン)
「映画館が向こうでぇ・・・○○なんか覚えてるかね?」
近くの中華料理屋で昼食をとることにした二人は、道すがらそんな事を話しておりました。
同級生(学校は違いましたが)ならではの会話っちゅうヤツですか?

 
左がアレンジ、右が雀球です。(写真はネットより拝借しました。)

ところで、みなさんアレンジボールとか雀球ってご存じですかねぇ?
思えば私ら高校生くらいの時が全盛期だったんですかねぇ?
パチンコの一種と言いますかね、あっ、でもパチンコ玉を買う(正確には借りる?)んじゃ無くてメダルを買って遊戯するんですがね、といっても、今のスロットとはまるっきり違うもんです。
以前話題に出た旧友(女子)のCチャンもアレンジにはまっとりましたなぁ、ショートホープ咥えてアレンジを打つ姿、鮮明に蘇ります。(高校生だろ!)

「あの頃、千円ありゃパチンコにしてもアレンジにしてもそうとう時間潰せたしなぁ、へたすりゃ百円で潰せたもん・・・景品のタバコにずいぶん助けられたし」(だから、おまえは高校生だったろって)
「パチンコ、アレンジ、ボーリングにビリヤード、映画も観たし・・・誰もが行きつけの喫茶店もあったよな、アハハ、喫茶店っていっても半分飲み屋みたいな所もずいぶんあったけど」
「アンタは完全な不良高校生だったけど、みんなそこそこ不良だったなぁ、ところで、今の高校生はどういう所で遊んでんだろうなぁ?」
と、S君
「そうさねぇ、ファミレス?ミスド?スタバ?????あぁカラオケか?」

飲酒、喫煙、酒に賭け事、入り浸りの店・・・そりゃ高校生にあるまじき事ではありますが、雁字搦めに縛り上げるのも・・・
いや、やっぱりイカンものはイカンですな。
「若者よ、私を見なさい、若い頃からそんな事ばーしとるからこんなになっちゃったのよ。ねぇ、私を反面教師と思い健全なる日々を過ごしなさいよ・・・・何が健全かは、私にはわからんけど(笑)」

さて、今日の一枚は、ベニー・ゴルゾンです。
前に「ゴルゾンはテナーマンとしてしょっちゅう聴くもんじゃ無い」みたいなことを言ったように覚えています。
アレンジャー、つまり「ゴルゾン・ハーモニー」の評価とテナーマンとしての評価には大きな開きがあるのも事実ですし、私も「ウオ~~ン、ウオ~~ン」というゴルゾンのテナーは、聴き続けるといくぶん耳に付く感じも否定しません。

ただ、このアルバムに関しては「アレンジよりテナーを聴け!」と、ゴルゾンが言ったか言わなかったかはしりませんけど、テナーマンとしてのゴルゾンを味わうにはもってこいの一枚だと思います。

タイトルは「FREE」ですけど、もちろん中身はフリー・ジャズじゃござんせん。タイトルやジャケに惑わされず一聴の価値はあるアルバムだと私は思います。

FREE / BENNY GOLSON
1962年12月26日録音
BENNY GOLSON (ts) TOMMY FLANAGAN (p)
RON CARTER (b) ART TAYLOR (ds)

1.SOCK CHA CHA
2.MAD ABOUT THE BOY
3.JUST BY MYSELF
4.SHADES OF STEIN
5.MY ROMANCE
6.JUST IN TIME


正月耐久レース完走!

2016年01月04日 | g-i

年明け三日間があっという間に過ぎ、年末年始まともな休みが昨日しか無かった私には、どうにも新年の実感が湧きません。まして昨日今日のバカ陽気でしょ、我が部屋なんざぁ「テーシャツ一枚でもOK」ってな感じで、冬の実感すらありゃしませんわ。

とはいえ、貴重なお休みの昨日は、何とか正月気分を取り返そうと「♪朝寝、朝酒、朝湯が大好きで・・・」とばかり、
「今日はダレるぞう!」

朝食からデ~~~ンと一升瓶を脇に置き、そそくさと動き回る家人には気づかぬふりを決め込み、一昨日見られなかった箱根駅伝を「今日こそはゆっくり観戦するぞ!」とばかり酒のアテにして、チビリチビリとやっておりましたよ。

「うんうん、少しだけ正月のような気がしてきた。」
するてぇと、
「いつまでも片付かなくて困んなぁ」
(「うっせぇなぁ」)
と思いつつも、これ以上茶の間で観戦を続けると変に水を差されそうです。
ならばと、一升瓶を小脇に抱え自室へ退散。
「あらら、おつまみ忘れちゃったぁ」
と、お茶目に振る舞いながら小皿にかまぼこを盛って、いざ第二ラウンドです。

今年の箱根駅伝は、青学の一人勝ちでいささかおもしろみに欠けた感はありましたが、それでも母校が走っていれば、心の中で応援歌を歌いつつ
「なんとかシード権だけは確保しろよ!」
ところが画面にその姿はなかなか映し出されません。速報だけを頼りに
「シード権はなんとかなりそうか」

あはは、正直言えばそんなんはどうでも良かったりして、問題は我が耐久レース?
おかげさまで、酒量は青学のごとくいいペースです。

しかしねぇ、頭にくることが一つあるんですわ日テレさん
スポンサーがサッポロビールはイカンよ。なんたってア~タ、チビチビとはいえ日本酒を飲み続ければ喉が渇きますわいな。
「いやぁ、ビールも美味そうだなぁ・・・」
こうなるのは必定
そ~っと家人の目を盗み、冷蔵庫からビールを持ち出すあの緊張感が・・・・
「給水給水、こうやって飲むビールがまた美味いこと美味いこと」
って、感謝してんじゃん。(笑)

けっきょく、「お昼どうすんだぁ?」との声かけなど完全無視し、母校がゴールするまで、ひたすらペースを守り続けたのでありました。
「 よぅっし、シード権捕ったぁ!よぅっし、一升瓶ほぼほぼ無くなったぁ!」

それから?それからって・・・
昨日は料理当番も回避しましたし、箱根駅伝以外見るテレビも無い、したたか酔ってのあの陽気ですよ、CD聴いてりゃ上瞼と下瞼が恋をするのはこれまた必定でしょう。
ふと気付けば、すでに午後6時を回っておりましたよ。
「よ~~~し、晩飯はウイスキー行くぞぉ!!」
ダメだこりゃ

さて、新年二回目の今日の一枚は、バリー・ハリスです。
三管を従えた王道?
「いやいや、王道ならトランペットは外せないでしょう」
たしかにね、テナーにバリトン、それにトロンボーン・・・
「おまえは低音好きか!」
ツッコミにも何にもなっておりませんが

「ハリスは地味」この言葉が頭にへばり付いて離れないというのが、私のハリス評なんでありますが、サウンド的にはこれだけ揃えれば派手・・・・
と思ったら大間違い(笑)
いかにペッパー・アダムスがブカブカやろうとも、ハリスの地味さに勝てるわけがない。という本質を捕らえんとイカンのですよ。
つまり、サウンドがいかに分厚くとも、ハリスはハリス
おっと、貶しているとお思いか?
さにあらず、それこそがハリスの良さであって、このアルバムも「三管のくせにやっぱりハリスじゃん」と感じさせるところがミソなんであります。
一聴、分厚そうに感じるサウンドに騙されちゃいけやせん。
「ハリスの本質をじっくりと味わう」そんなアルバムなんですから。

LUMINESCENCE / BARRY HARRIS
1967年4月20日録音
BARRY HARRIS(p) SLIDE HAMPTON(tb) JUNIOR COOK(ts) PEPPER ADAMS(bs) BOB CRANSHAW(b) LENNY McBROWNE(ds) 

1.LUMINESCENCE
2.LIKE THIS !
3.NICARAGUA
4.DANCE OF THE INFIDELS
5.WEBB CITY
6.MY IDEAL
7.EVEN STEVEN

追伸、
我が耐久レースは今年も無事完走いたしましたが、今朝起きると酒臭が部屋いっぱいに漂い、アルコールが抜けた感が全くありません。
鉄と呼ばれた我が肝臓も、老朽化には逆らえず確実に衰えております。
今後、『正月耐久レース』をいつまで続けられるか・・・・・・
「いやしかし、このレースは私に与えられた宿命であり、試練であり、生きがいでもあります。今後も続けられる限り頑張ってまいりたいと思いますので、ぜひとも暖かい応援と励ましをよろしくお願いします!来年も完走目指します!」
なんのこっちゃ


ここに来てバブがおる?

2015年12月28日 | g-i

昨日の朝
「こりゃ寒いわ、こりゃ今年一番か?」
今日の朝
「昨日より寒いよね、絶対寒いよね、今年一番だよね」
って、いやいや今年一番の冷え込みはおそらく2月頃だったと思いますけどね。(笑)
毎回のように「寒暖差で風邪などひかぬよう」と呼びかけていた私が、一昨日から少々風邪気味で、一部地域で言うところの「がおってます」(笑)

ともかく、いよいよ年の瀬、お正月の準備は進んでおりますでしょうか?
私は、先週の金曜日に『外飲み収め』を済ませ、内飲みのための仕込みを昨日辺りから始めました。
「正月も何にもねぇなぁ、今年は簡単にすっぺ」
と宣っていた母も、やれお飾りはいつだの、雑煮の材料は買ってあるかだの、ここに来て私を責め立てます。(ちっとも簡単じゃ無かろうが)
今日も朝から
「九餅はダメだ」
と餅をつき、鏡餅作りです。って、私が作るんですけどね。

 

毎年の事ながら形良くできんのですよねぇ、これが。
なんとかサトウの鏡餅みたいな・・・・
「いやいや、そもそも鏡餅とはあの丸い銅鏡に似せて、年神様に宿っていただく物ですから、多少平べったい方がエエんでありますよ。」
と、都合の良いウンチクだけを口にしながら、上新粉が手にへばり付けつつ作りました。
まっ、こんなもんでしょ

それにしても、これも毎年のこととはいえ、上野のアメ横や築地の場外市場なんかの混みようは凄まじいものであります。
私なんざぁ、あんな所へ出かけたら二、三日寝込んでしまいそうでありますが、
買い物目的では無い見物客、いわゆる『うろ前』(お客さんを『前主』と呼ぶ風習があるそうで、そこからウロウロする前主、『うろ前』と呼ぶそうです。)もかなりの率を占めているそうですな。
いやはや、年明けの福袋争奪戦もそうですけど、わざわざ疲れに行く必要も無いと思うんですけどね。
その点、我が家の正月準備なんざぁほぼほぼ近くのスーパーで済ましてしまいますし、『うろ前』大嫌い人間ですから、心配なのはちょっと燻る風邪の気配だけです。

いずれにしても、みなさんも何かと忙しい日々をお過ごしでござんしょう。
くれぐれもご自愛の上、風邪など召されず、新年を迎えられることを願っております。

さても、今年最後の『料理当番、本日の一品』でありますが、何度も言うようにいくぶん風邪気味の私、夕べは飲み過ぎを特にいさめられ、ビール一杯と日本酒一合ほどに止めおきましてね。
そうなるってぇと、そもそもが「腹っぺらしのバブ」でありますから、酒の分の米を補給せねばなりません。

つまみにと思って用意した安売りの刺身を、急遽得意の手まり寿司にいたしました。

付け合わせは、厚揚げの炙り・・・・本当はこれだけで二合はいけるんですけどねぇ

弁当は相変わらずです。

さて、今日の一枚は、お久しぶりのハンプトン・ホーズです。

この人も、麻薬で何年間かを棒に振った口でありますが、このアルバムは復帰後一年ほど経ってのトリオ演奏ということになります。
やはりポイントはチャック・イスラエルの参加ということになるんでしょうかねぇ
確かにイスラエルのベースですわな「WHAT KIND OF FOOL AM I ?」あたりは、「あれ?エバンス?」みたいな(笑)

いやいや、枯れてもホーズ(失礼、枯れちゃいません。)、夕べ寝る前に家人にそっと隠れて飲んだウイスキーにピッタリのアルバムでありました。

HERE AND NOW / HAMPTON HAWES
1965年5月12日録音
HAMPTON HAWES(p) CHUCK ISRAELS(b) DONALD BAILEY(ds)

1.FLY ME TO THE MOON
2.WHAT KIND OF FOOL AM I ?
3.THE GIRL FROM IPANEMA
4.RHONDA
5.DEAR HEART
6.PEOPLE
7.CHIM CHIM CHER-EE
8.THE DAYS OF WINE AND ROSES