ガリバー通信

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プロ野球ドラフト会議

2010年10月30日 | プロスポーツ
 一昨日、2010年度プロ野球ドラフト会議が行われ、パリーグ楽天の監督就任を前日正式に記者会見し発表した、星野仙一監督をはじめ各球団のフロント、オーナー、監督らが集い、多くの観客も入場しての新人選択会議となった。

 今年のドラフト会議は、所謂「マー君世代」と呼ばれる大学生の投手を中心に、多くの実力がある選手が目白押しということもあって、早くから注目を集めていたが、いざ午後5時から始まった第一巡の希望選択選手を12球団が一斉に名指しする段では、なんと早稲田大学の大石達也投手に6球団が競合し、抽選の結果、惜しくもクライマックスシリーズで三位のロッテに惜敗した西武ライオンズの渡辺監督が昨年の「雄星」投手につぐ、籤運の良さを発揮して涙の選択決定となった。

 続いて行われた同じく早稲田大学のエース、斉藤祐樹投手についても4球団が一位指名選手として競合したため抽選を行い、何とこれもパリーグの日ハムファイターズが獲得するという結果となり、三人目に注目されていた中央大学の沢村拓一投手は読売ジャイアンツが唯一の一位指名となつたため、抽選もなく選択権を獲得したため、沢村投手は涙で喜びを表す記者会見となった。

 我が阪神タイガースは、六チームが指名競合した大石投手を希望したが今年も籤運はなくはずれて、やむを得ずはずれ一位チームとして許された二人目の指名希望を社会人の東京ガスの榎田大樹投手として交渉権を獲得したが、逃がした魚は大きく同席した真弓監督の表情もガッカリの様相で、ドラフトのくじ運は阪神タイガースには近年ないと思わざるを得ない結果となった。

 しかし過去には、法政大学の田淵幸一捕手や早稲田大学の岡田彰信内野手を獲得したドラフトもあったので、いつも貧乏くじだとは言い切れないのだが、阪神ファンとしては巨人、西武、日ハムなどの球団の運のよさにあやかりたい心境になった。

 とは言え、この新人選択会議、いわゆるドラフト会議での指名枠は、あくまで獲得交渉権なので中には希望球団でなかったり、交渉の過程で入団を辞退するといった例もなくはないのだが、最近の傾向としてはいろんな条件や契約金額、または新人選手の育成環境の整備がなされているため、ほとんどの選手がプロ野球選手としてのスタートを指名された球団で切るといっても過言ではないようになっている。

 それにしても、ドラフト一位指名の選手が必ずしもプロ野球の一軍選手として活躍するという保障は全くなく、数多くの有名アマチュア選手であっても、プロ野球のマイナー二軍生活に親しみつつも、一度も一軍の晴れの舞台で脚光を浴びることなく寂しく球界を去っていく選手も結構いるのである。

さて、今年の12球団の一位氏名が確定した選手たちの中で必ずしも沢村(巨人)、斉藤(日ハム)、大石(西武)がスーパースターとして一軍で活躍するとは限らないので、、阪神の榎田投手(東京ガス)をはじめ、中日の大野投手(仏教大)、ヤクルトの山田内野手(履正社高)、広島の福井投手(早稲田大)、横浜の須田投手(JFE東日本)、ソフトバンクの山下捕手(習志野高)、ロッテの伊志嶺外野手(東海大)、オリックスの後藤外野手(前橋商)、楽天の塩見投手(八戸大)ら一位指名選手と輝くドラフトされた他の56選手にも注目したいと思う。
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