ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

さんま炊き込みご飯。

2008年10月22日 | 季節の話題
 秋本番、食欲の秋と言われる毎年恒例の季節である。

 私たちが約15年ほど前から続けてきた「男の料理サークル」が発展して、団塊の世代のおっさんたちで、ちょっとした冒険もかねて、地域の障害を持つ青年たちの小規模作業所のおかぁさんたちの依頼にこたえて、月に一度の定食ランチを出す「ゆめカフェ」のお手伝いをすることとなった。

 宇治市のとある居酒屋さんとして営業されていたお店を、地元の女性たちのネットワークと小規模作業所の通所生たちの社会参加の一環もかねて、いろんなグループも「一日営業」のお手伝いをする形で、ささやかな社会貢献とでも言うべき活動を支えるのである。

 私たちの「男の料理サークル」は、月に一度の例会を通して長年培った経験を生かして、と言っても毎回集う男たちは、楽しくおしゃべりしながら多様な料理にチャレンジしてきたが、ほとんどが美味しく出来上がりを食べてお終いと言った感じで、続いてきたことが不思議なくらいなのである。

 しかし団塊の世代を中心とした男たちは、ちょっとした好奇心と定年退職組も含めて時間もあるので、楽しみながら何かに役立つ働きになればと、この企画に参加することを決めたのである。

 最初のランチを出させていただくのが来週の日曜日となっているので、最初のメニューを、昨年秋の10月に「料理サークル」としてチャレンジした「秋刀魚の炊き込みご飯」をメインとした料理に決めて、準備を進めてきた。

 メンバーが一番多い時は、25人もいたサークルだったのだが、高齢化や病気のためやご家族の介護などのためにリタイアした人も多くて、今回の企画に当初から参加できるのは、たった4名なのだが全員張り切って「ご飯屋のおやじ」になりきろうとしているのである。

 ともあれ、見ず知らずのお客様に食べていただく「昼食」を料理して出させていただくということは初めてであり、衛生面の配慮から食材選び、見栄えとお味と、いろいろと工夫と練習を重ねて、初の本番を迎えるのだ。

 秋刀魚の炊き込みご飯は、生秋刀魚の贓物を処理した後、しめじ、昆布、しょうがと共に、みりん、しょうゆ、お酒で味付けして炊飯したものを、蒸らした後、秋刀魚の骨を取った後、炊き込んだご飯の上に乗せて召し上がっていただくために、結構手間がかかるのである。

 付けあわせとして用意する一品とお味噌汁、それにちょっとした漬物か酢の物がついて、お盆に載せて「ランチ」として食していただくので、配膳からトータルに見栄えも大切なのだ。

 今まで、自分たちで料理して自分たちで食して「自画自賛」で良かったのだが、今回からの「ランチ」つくりは、お客様のお口にも合わないといけないと言う、一種の緊張感と責任が伴うのだ。

 しかし、自分たちの経験と練習の成果を、皆さんに味わってもらって喜んでいただければとの思いで、楽しみに励みたいと思っている。
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