ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

無理するな。

2008年10月19日 | 感じたこと
 秋の行楽の一日。私は朝から忙しかった。

 午前中は夕刻からの料理のリハーサルの準備のための食材や料理器具などの忘れがないかと紙に書き出したチェック表を見ながら、足らないものを集めたり、買出しする段取りを考えていた。

 十時過ぎには、秋の恒例のイベントのひとつである、近くの京田辺シュタイナー学校の秋の祭り、バザーに顔を出して、久しぶりにゆっくりと校庭と校舎の中を行ったり来たりと楽しんだのである。

 ご存知の方も多かろうが、私の住む京田辺に「NPO法人シュタイナー学校」が出来て8回目の秋の祭りであったが、例年は私も団員として所属し、出番や裏方の仕事もある「京田辺市民音楽祭」と日程が重なっているために、オープニングの子供たちによる和太鼓演奏だけで隣の同志社女子大学にある新島記念講堂を会場とした「市民音楽祭」に駆けつけていたので、ゆっくりと見学することが出来なかった。

 今年は、私自身の出番や役割がないために、校舎内の展示物をゆっくりと見学できたし、校庭での模擬店やデモンストレーションも見ることが出来た。

 同志社女子大の構内では新入希望者のための「オープンキャンパス」も開催されていて、いたるところで楽器演奏や踊り、パフォーマンスが行われていて、何処も若さと活気にあふれていた。

 何のお仕着せや役割がないというのは気楽なもので、自由にシュタイナー学校の展示やパフォーマンスを目で追いながら、この空間に流れている「自然流」「無理しない」心の動きや活動を感じていた。

 人間は、若さや責任のためについつい無理をしてしまうことがよくあるのだが、無理をしすぎると碌な事がないのである。

 そのときは何もなかったかの様にうまくいったと勘違いしてしまうこともあるが、「無理をしたり」「頑張りしすぎる」と必ず、何処かにシコリや疲れや反省せざるを得ないことが残ってしまうのである。

 つまり何が言いたいのかと言えば、仕事でも人との関わりに於いても、ついつい自分のペースや自分勝手なシュミレーションで、先へ先へと急いでいたり、無理をしてしまうことがあるのである。

 世の中の流れや他人のペースとは裏腹に、自分だけが盛り上がっていたり、急いでいる場合がよくあって、他人様や周囲のムードからすれば、「浮いている」状態とでも言うべき、「空ふかし」状態に陥ってしまうことがあるのである。

 しかし、自分ではなかなかそう言った状況を客観的には気づきにくくて、ついつい自分の「頑張り」や「無理を通し」てしまうことがある。

 そうした場合の他人や周囲に及ぼす影響やダメージ、あるいはショックに気づかないことがあるのである。

 自分の限界や限度をセーブできる「平常心」と「自然な空気」を大切に進む、心構えが大切なのである。

 無理をしてしまうと、「伸びきったゴム輪」が切れてしまう様に、とんだトラブルを引き起こしてしまう危険性が高いと言えよう。
コメント (1)
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