ガリバー通信

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幻の阪神優勝。

2008年10月12日 | プロスポーツ
 皆さんも既にご承知のごとく、我が阪神タイガースは、終盤戦での巨人の追い上げ、巨人に7連敗のおまけまで献上して、メイクリジェンドとかいう迷文句の下で、ジャイアンツにセリーグ制覇を逆転されて、敢え無く撃沈して、今シーズンの優勝は幻と消えた。

 今シーズンは、当初からあれよ、あれよと首位を独走して、新井、金本の元広島のFA組を中心に「必死のパッチ」の矢野、下柳らのベテランとともに、若きエース、岩田と活躍、安藤の復活など投手陣の奮起に、つなぐ打線が巨人のホームラン攻勢とは裏腹に地味ながら、赤星、関本、平野、鳥谷らが続き、葛城、桧山、高橋らの代打陣やバリディリス、今岡、林らも加わって勝利を積み重ねて、栄冠に向かって戦ってきたはずなのに。

 あの忌まわしい「北京オリンピック」への日本代表チームへ、新井、矢野、藤川を送ってから、ガタガタとチーム状態は下り坂となって、オリンピック前に一時は、二位とのゲーム差が最大13ゲームあったのをひっくり返されたというよりも、新井の故障欠場を期に自滅といった感じで、あれよあれよと差を詰められて、なんと逆転されてしまったのである。

 五月半ばから、今シーズンの阪神タイガースの優勝を信じて疑わなかった「阪神タイガース」ファンの一人としては、なんとも言えぬ脱力感とともに、ここ二、三日の空虚な心の空洞をうめることができないでいる。

 そこへ来て、岡田監督との辞任発表が今朝報道されて、クライマックスシリーズなどへの期待などよりも、大きな阪神タイガースの変革期を迎えたと言った実感が日増しに増してきているのである。

 親会社である阪神電鉄も、阪急電鉄グループとの統合によるH2Oホールディングスという名の、阪急、阪神という梅田を中心に雌雄を争ってきた会社の統合へ進んだ世の中の経済状況が、さらに百貨店業界では大阪は難波の表玄関の老舗百貨店である高島屋とも資本統合への方向へと歩みだしたという変革期を迎えているのである。

 そして我が阪神タイガースにとってのホームグランドであり、高校球児たちを中心に憧れの「甲子園球場」も、昨年からのリニューアル工事を着々と進めており、来年春には、あの懐かしい甲子園球場名物の内野席を中心とする「銀傘」も撤去されリニューアル拡大され、内野席全体を覆うというグランド全体のイメージは残しつつも、バックスクリーンのモニタービジョンも巨大化したりと大きく様変わりするのだ。

 既に阪神タイガースの2009年以降のシーズンへの変革が大きく動き出しているようで、新監督に誰が就任するのかをはじめ、阪神ファンは今シーズンの戦いぶりに満足していて、応援できた喜びと感謝の中にいる。

 幻の優勝を経験したナインと球団関係者はともかく、阪神ファンの多くの諦めは早く、クライマックスシリーズなんかには興味を感じられない。

 せめて、祝阪神優勝を信じて作られた「2008阪神優勝グッズ」は、破棄せずに半額でもいいからファンに販売したらいいのにと、やっぱり未練たらしく最後に言っておこう。
コメント (2)
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