ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

中年がんばるプロ野球。

2008年07月31日 | プロスポーツ
 北京オリンピックが近づいたが、今夜はプロ野球のオールスター戦の第一戦が京セラ大阪ドームで開催され、パリーグの見事な逆転サヨナラ勝ちとなった。

 第一戦の殊勲のMVPは、東北楽天イーグルスの四番打者、もうすぐ40歳の山崎武司選手だった。セリーグの先発も広島カープの燻し銀、高橋建投手で39歳のベテランで好投した。

 セリーグのベストプレーヤー賞を獲得したのも、同世代の40歳、鉄人金本知憲外野手であり、2回表の初打席で星野ジャパンのエースとして期待される、パリーグを代表する、北海道日本ハムファイターズのダルビッシュ有投手から、ライトスタンドに打ち込んだホームランが光っていた。

 オールスターに選出された選手の中で、セリーグの好調首位を突っ走る「阪神タイガース」から、なんと「アラフォー」と呼ばれる、40代の三人男、金本とキャッチャー矢野、ピッチャー下柳の同級生トリオが選出されていて、三人とも出番があり張り切ってプレイしていたのがうれしい。

 他でも、あの元西武、巨人の四番打者としてならした清原和博選手が現在在籍するオリックスブルーウェイブで約二年間怪我と手術にあけくれてリハビリ、復帰にがんばって、後半戦の最初のゲームから一軍入りして、久しぶりの勇士を見せる予定である。

 その清原が、メジャーリーグに挑戦して、引退を決意し帰国した、PL学園高校時代の同僚で、数々の名シーンを演出したり、記憶に残るゲームで活躍した、桑田真澄投手の友情のバッティング投手で復帰にかけた打撃練習をしたと報じられ、もうすぐ41歳の「野球少年」を復活に向けて見せてくれた。

 また、中日では、山本昌投手が最年長の、もうすぐ43歳で、あと一勝で200勝という栄光に向かって、独特の投球フォームで頑張っていて、オールスター明けに、最高齢での200勝達成で、名球界入りを決める活躍ぶりである。

 まさに、今シーズンのプロ野球は、中年の星と言ってもいいベテラン選手の大活躍で、世の中年世代をも含む、中高年の野球ファンを魅了し、励ましてはいるが、ひとつ残念なのは、球界最年長投手である、横浜ベイスターズの元巨人、西武の工藤公康投手、45歳の不振である。

 いずれにせよ、これほどまでも40歳前後のベテラン選手が活躍するシーズンは、後にも先にも無いのではないかと思えるほどのペナントレースを髣髴させる様な「オールスターゲーム」の第一戦であった。

 明日の第二戦は、横浜スタジアムだが、ぜひ中年プレーヤーの華麗でベテランらしいプレイの数々を見せてほしいと願っている。

 健康長寿の国ニッポンの象徴でもあり、オリンピックにも馬術競技に70歳近い選手が出場するという時代であるので、中高年選手の益々の活躍を期待したいものである。
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