ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

七夕短冊に願いを。

2008年07月07日 | 季節の話題
 今夜は七夕ですが、夜空に天の川も見えず、牽牛、彦星、織姫様も見えない天候で残念でしたが、世の中の不況風の中で、至るところで、七夕祭りの笹飾りと短冊への願いをこめた「言葉」だけは見えました。

 北海道・洞爺湖では、G8を中心とする「サミット首脳会議」が開催されているというのだが、話題となるとブッシュ大統領の62歳の誕生日や、サルコジ仏大統領夫人が来日していないことなど、周辺の話題と議長国日本の福田康夫首相が72歳の最高齢でであることなど、全く会議の内容や期待とは関係ない話題が中心である。

 しかし、庶民の「七夕にかける願い」は、さまざまであるがたくさんあるようで、町のショッピングモールや市役所のロビーなど、多くの人たちが集まる場所や幼稚園、保育園などでは、たくさんの短冊がぶら下がった「七夕の笹飾り」が見られた。

 「うちにもかわいい天使がやってきますように」
 「運命の人と出会えますように」
 「家族が健康で幸せになれますように」
 「仕事がうまくいきますように」
 「世界が平和でありますように」  
 「毎日、ぐっすりと眠れますように」
 「両親の病気が早くよくなり、幸せに暮らせますように」
 「お金が増えますように」
 「いつも心穏やかに、優しい気持ちでいられますように」

 など、たくさんの「願いごと」が記された色とりどりの短冊が、笹飾りにところ狭しと結わいつけてあった。

 子供たちの願いは、また真剣であり、楽しいものが多くあった。

 「ウルトラマンになれますように」
 「○○くんとけっこんできますように」
 「おかあさんに怒られないように」
 「お手伝いがちゃんとできますように」
 「せんせいが大好きです」
 「ゲーム買ってもらえますように」
 「ちきゅうが、いつまでもありますように」

 など、大人顔負けの願い事なども混じっていて、子供たちの思いも大人と同様な部分もあるなと感心するやら、現実の問題を子供たちも感じているのだなと、大人としての責任と自覚を呼び起こされるものもあった。

 さて、「七夕洞爺湖サミット」のニュースがテレビ、新聞を席巻しているので、どうしても目が行くのだが、巷では世界的な石油、ガソリン高騰と共に、世界的な食糧問題の危機的状況が近づいている現代で、しっかりと世界の飢餓と天災、そして経済格差による、尊い幼いいのちを守るための「世界食糧安保」的な話し合いと、実際の防衛策をぜひ決定していただきたいと強く要望する。

 日本の国内食糧自給率が39%と危機的状況にある、一方で無駄に捨てたり、使用しない食料が絶対量の4割を越している矛盾した実態を、少しでも克服し、安心、安全な食糧を出来るだけ国内で生産、供給できる「農と食」の問題へと、根本的な計画的展望を見出せないと、日本も間違いなく「明日の食糧」に不安を感じざるを得ない先進国となるだろう。

 いつまでも「経済優先」だけでの「食と農」では、新エネルギー問題と共に破綻することが危惧されるくらいの危機感を持って、政治家、行政にかかわる人たちは考えていただきたいものである。
コメント
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