ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

長野電鉄に乗りました。

2006年11月14日 | ガリバー旅行記
 昨日から議会の研修で長野県の須坂市と岡谷市を訪ねました。

 京都から新幹線のぞみと中央線特急しなので長野に向かいましたが、途中の木曽川上流の山々の紅葉と南アルプスの冠雪がとても美しく見えました。

 長野駅前で「信州そば」を食した後、長野電鉄というローカル私鉄に乗車しました。長野から湯田中温泉へ向かう路線ですが昼間は乗客も少なく、のんびりした田園地帯を走って、まるで路面電車の如く駅間も短い鉄道ですが、沿線の庶民や学生、通勤客には欠かせない足となっている感じの電鉄でした。

 長野電鉄の普通列車で20分ほどで須坂駅に到着し市役所へと向かいました。研修を終えての帰路は、電車の車内は高校生や小学生で賑わっていました。

 長野市内から通学する高校生は、それぞれ帰宅の途中ということで、お喋りに花が咲いていましたが、一昨日には冬の到来を感じさせるような初雪が降ったこともあって、女の子たちの大半がマフラーを首に巻いているのに素足はスカート丈が短く寒そうな出で立ちでした。

 途中、付属中学校前からたくさん乗ってきた小学生達は、私服で思い思いの友達同士で語り合いながらも、信州大学付属小学校に通う小学生らしく何処となくエリート候補生と言った感じで、おてんば娘ややんちゃ坊主とは違った「賢そうな」少年、少女に見えました。

 須坂駅前には「チャレンジ学院」という名の「予備校」があって、その駅側の壁には、宣伝用の垂れ幕が貼ってあり、東大、京大と大きく書かれた下に、信大6名、慶応、早大各1名、計61名合格と小さく書かれていました。

 どうも東大、京大へは、チャレンジした学生はいたが「合格」したのかどうか不明で、下に書かれたように地元の信大に辛うじて6名が入学し、東京の私学で早慶に漸く各1名が合格したという実態と見受けられ、ちっとも予備校の宣伝にはならない正直さを感じました。

 その上「チャレンジ学院」と言う名は、地域では有名なのかは知りませんが、安いピンクキャバレーの店名のようで、一生懸命大学入試に頑張っている学生達を対象とした、成績優秀で一流大学入学必至の予備校という印象は薄いものでした。

 今日は、諏訪湖畔の岡谷市を訪問しましたが、駅前に「鰻の町」とのキャッチフレーズがあり、研修を終えての帰路の昼食に「うな重」を食したのですが、のんびりしたお店でゆっくり食べれましたが、「ご馳走様」と出る時、玄関に「当店の鰻は愛知県産です」と書かれてあり、何故「鰻の町」なのかと半身半疑になりました。

 また当地出身の著名な画家の作品展示を中心とした美術館や通りにも「イルフ」と言う不思議なネーミングがされており、職員に伺うと画家の造語で「古い」を逆に読んだだけとのことでした。

 旅の目的は議会の研修でしだが、地方都市で見つけた他愛無いことに、感心したり疑問や不思議を感じるのも「旅の楽しさ」だと思いました。
コメント
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