昨日、台風が通り過ぎた午後、
社中の方が出品している草月流の花展に行ってきました。
結婚された娘さんと親子でお稽古に来ていらっしゃるのですが、
お花も仲良く親子での出品でした。
お花を生ける花器に当たるのでしょうか、その器の造形に苦労されたようです。
私の印象は「かわいい」でしたが、テーマは何かしら。
四人の合作ということですから、まとめるには苦労があったのでしょうか。
他の作品と変わったことをしたかったそうですが、確かにちょっと雰囲気が違っていました。
私の持っていたそのお流儀のイメージとも。
お花もこのような楽しみ方があるのですね。
流儀については、私はよくわかりませんが、
こうやって花とコラボすることで、
自分の思いが表現できることは幸せなのでしょうね。
ここの所お茶のお稽古をしていても、花展のことで頭がいっぱいの様子でしたから、
無事に終えることができて本当によかったです。
私も昔流儀花を母から習いましたが、
今はお正月くらいで、ほとんど生けることがなくなりました。
もっぱら茶花ばかりです。
茶花は「生ける」でなく「入れる」といいますね。
流儀の花は生けることで、自己を表現します。
だから花を生かす、自分の思いも生かすという意味で「生ける」のだと思います。
茶花はそこに自分を表現することをしません。
野にあるごとくそのまま花入れにさしますから「入れる」というのでしょう。
そこにはこうしたいとか、こんな風に表現したいという思いを載せてはいけない。
「あるがままに」なのですがそれが一番難しいですね。
沢山の花でも一輪でも、「生ける」でも「入れる」でも
難しさには変わりはないのでしょう。
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