「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

ここまで使えば満足ですが。

2013年09月26日 | お茶三昧


真のお点前に使う「大茶巾」についに穴が開きました。
茶巾は消耗品ですから、普段のお稽古ではどんどん痛んでしまいます。
漂白はするわ、ぎゅっと絞るわで、そんなに寿命は長くはないのですが、
真のお点前はしょっちゅうするわけではないので、ずいぶんながく持ちました。
それでもついにこの通りです。
皆さん頑張ったという証拠ですね。

この穴の開いた茶巾は、しばらくは茶碗などを洗う時の、柔らかいタワシ代わりに使って、
いよいよとなったら、ガスレンジなどを磨いて廃棄処分となります。
一枚の麻の布をそこまで使えばもう満足ですね。

それはそうと、この茶巾が痛んだからと、
来月の稽古を前にして、昨日新しく注文しました。
そうしたら今朝、古い茶巾と一緒にしまってあった新しい茶巾を見つけました。
前もって手に入れておいたことを、すっかり忘れてしまっていたのです。
こんなことが時々あります。
花月に使う「折据」なども何かのついでに買ってあったりして、
気が付くと同じものが二つ。
ああまたやったと思う事が多くなりました。

大茶巾が二枚になりましたので、あと何年かは安心ですね。
皆さんにますます頑張ってお稽古していただかなくては。

そうそうもう一つ捨てるものが。
単衣の稽古着が、膝下が擦り切れました。
これもいよいよあきらめと思いながらも、
未練がましく昨日一回着てしまいました。
きれいなところは何かに( たぶん雑巾?)使って。
母から譲ってもらった単衣で、洗い張りをして、
10年くらい単衣の時期の稽古に大活躍でした。
思い出があるので、簡単には捨てられませんね。

そうかと思うと、一度も着ないで眠っているものもあります。
ようやく着物も楽に着られる季節になりました。
どんどん着ないともったいないですね。



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