真のお点前に使う「大茶巾」についに穴が開きました。
茶巾は消耗品ですから、普段のお稽古ではどんどん痛んでしまいます。
漂白はするわ、ぎゅっと絞るわで、そんなに寿命は長くはないのですが、
真のお点前はしょっちゅうするわけではないので、ずいぶんながく持ちました。
それでもついにこの通りです。
皆さん頑張ったという証拠ですね。
この穴の開いた茶巾は、しばらくは茶碗などを洗う時の、柔らかいタワシ代わりに使って、
いよいよとなったら、ガスレンジなどを磨いて廃棄処分となります。
一枚の麻の布をそこまで使えばもう満足ですね。
それはそうと、この茶巾が痛んだからと、
来月の稽古を前にして、昨日新しく注文しました。
そうしたら今朝、古い茶巾と一緒にしまってあった新しい茶巾を見つけました。
前もって手に入れておいたことを、すっかり忘れてしまっていたのです。
こんなことが時々あります。
花月に使う「折据」なども何かのついでに買ってあったりして、
気が付くと同じものが二つ。
ああまたやったと思う事が多くなりました。
大茶巾が二枚になりましたので、あと何年かは安心ですね。
皆さんにますます頑張ってお稽古していただかなくては。
そうそうもう一つ捨てるものが。
単衣の稽古着が、膝下が擦り切れました。
これもいよいよあきらめと思いながらも、
未練がましく昨日一回着てしまいました。
きれいなところは何かに( たぶん雑巾?)使って。
母から譲ってもらった単衣で、洗い張りをして、
10年くらい単衣の時期の稽古に大活躍でした。
思い出があるので、簡単には捨てられませんね。
そうかと思うと、一度も着ないで眠っているものもあります。
ようやく着物も楽に着られる季節になりました。
どんどん着ないともったいないですね。
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