「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

三年目の夏

2013年08月05日 | 日記


暑いですね。
氷水でも飲もうと思いましたが、
梅酒でちょっと色を付けてしまいました


先日仏壇の花を買いに花屋さんに行くと、
背中の丸いおばあちゃんが、娘さんらしい人とお花を選んでいました。
夏休みの里帰りでしょうか、お店の人に、
「おばあちゃん、いいですね。今回はいつまでいらっしゃるのですか?」
と聞かれて嬉しそうでした。

私はその背中に母を思い出していました。
お花を買って帰る道すがら、やっぱり、目頭が熱くなりました。
もう三年です。

三年前にまだ母が入院をしていたころの別のサイトで書いていたブログの記事です。
懐かしくてもってきてしまいました。

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2010年6月

母の気晴らしにと、病院にお花と花器を持って行きました。

母は久しぶりにハサミを握って活けました。
切ったり、剣山に挿したりする力は弱弱しかったけれど、何とかまとまりました。
母は「黄色い色がほしかった・・」と残念そうに言いました。

少しでも気分転換になったらいいのだけれど。
黄色は元気の出る色ですものね。今度は用意してあげよう・・。

病院生活も一月半を越すと、体よりも、精神の方が心配になってきますね。
いろいろなことを「嫌だ」といって、困らせたりしています。
退院したら、自宅で介護をと決めたのですが、
できそうだと希望が持てる時と、自信がなくなる瞬間との繰り返しで、
毎日が過ぎていきます。
明後日に介護認定審査をしてもらいます。
ここが「介護日記」になる日は近いのでしょうか。
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こののち、私の介護生活は数日で幕を閉じました。
はやいもの、もう三年目の夏が来ました。

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