昨日の茶事の席を彩った義山(ギヤマン)の水指。
添えられた銘は「潮騒」。
こうして今静かに眺めていると、
茶事の響きが潮騒のごとく心地よく耳によみがえります。
もちろん完成された茶事ではありませんでしたが、
緊張の中にもとても和やかな良い時間でした。
昨日はつぼみだった、切取られた木槿が、
今朝小さな器の中で開きました。
参加の皆さんにも楽しい時間だったとは思いますが、
一番私が、幸せを感じた時間だったように思います。
ありがとう・・
初炭も後炭もしっかりとこなして、ちゃんとお湯も沸いて、
それでも、濃茶の練り具合を心配するご亭主の姿に、
それを見つめる先輩の皆さんは感慨深いものがあったようです。
私もちょっとぐっと来てしまいましたよ。
そして陰の功労者の、点心係りさん。
いつも変わらぬ気づかいで、準備から後片付けまで、
一人で頑張ってくださいました。
ガスレンジまで、きれいに掃除してあって、
さすがと思いました。
苦労の末の点心のお味はとてもおいしかったですよ。
最後はサプライズで、お正客さんに、
薄茶でご亭主をねぎらっていただきました。
終わって全員集合。
話題はもう次の茶事のこと。
後輩の頑張りに、先輩も次は私と。
12月に「夜ばなし」をということになりました。
さあマンションの我が家の空間でどんなことができるか、また私の格闘が始まります。
次のハードルを越えなくてはならないのは私ですね。
新しい目標をくださった皆さん、これもまたありがとうございます。
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