鳥取の詐欺女に続き、埼玉の詐欺女も殺人容疑で逮捕された。両者には金欲と男性の弱みに付け込んだ卑劣な手口が浮き彫りになった。両者とも表向きは優しく男性の心を惹き付ける魔力のような能力があったようだ。
前回の論考でも触れたが、フェミニズムの蔓延により女性から純粋な優しさが失われ、男性を意識的に敵対視し、見下す邪心が根付いてしまったため、男性が女性に失望してしまった。そんな男性達に優しい言葉をかけて寄って来る女性が現れれば、途端に惹かれてしまうだろう。
今回の事件とフェミニズムとの関係を関連図に表せば、概ね次のようになるだろう。
┌─→女の贅沢化 ←─┐┌─女が男を軽蔑
│┌→金欲化 ──││──┐│
││ │ ┌│┘ ││
││ ↓ ││ ↓↓
│└─男からの搾取←┘└──女の理想高
│┌─男の貧困化 ←────身勝手、傍若無人
││ ↑ │
└──女への献上 │
│ ↑ ↓
└→男の弱体化 ←────女に持てない
結婚出来ない
注目すべき点は、女の贅沢化や理想高が、男から女への金銭的精神的献上により、青天井式に加速化されてしまうという悪循環が起きていることである。フェミニズムの中でも上野千鶴子や小倉千加子などの過激派フェミニストは、このあたりの仕掛けを既に読み切っていて、過剰に女性の理想を高めて、男性が結婚出来なくなるようにして、結婚制度の自然消滅化を図ろうとしている。上野の著書「おひとりさまの老後」に続く「男おひとりさま道」には、結婚出来ずに不幸を感じた男は老後も苦々しい思いをしながら老いていくがいいといった、皮肉に満ちた上野の意地汚さが表れていると思う。
・上野千鶴子教授指南の『男おひとりさま道』
『ひとり楽しめない』派は弱さ認めて女性グループへ 2009年12月9日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2009120902000070.html
一方、前論考のコメント欄でも指摘されているように、婦人公論など女性向けの雑誌やテレビのバラエティー番組もフェミニズムに毒されているのは言うまでもない。またハーグ条約に関してはフェミにとって諸刃の剣だ。もしこれが批准されたとしても、恐らくフェミは、女性に有利になる時だけ条約を行使できるように運用せよと主張するだろう。
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