A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【イベントレポ】DIVE DEEP vol.12~ヴィジュアル×ミュージック:OKIISHI/VOQ + 松本力/海の上のプールサイドduo set/VJ parade/MOGRE MOGRU

2024年06月30日 21時36分17秒 | 素晴らしき変態音楽

2024年6月27日(木) 吉祥寺NEPO 
MOGRE MOGRU presents
DIVE DEEP vol.12~ヴィジュアル×ミュージック

7/4までご覧になれます⇒配信購入ページ:https://twitcasting.tv/c:nepo/shopcart/314300

出演:
OKIISHI (Keisuke Oki + Naoyuki Ishiga)
VOQ + 松本力
海の上のプールサイドduo set
MOGRE MOGRU

VJ parade(Guest VJ)

12回目となるMOGRE MOGRU主催イベント『DIVE DEEP』のテーマは映像と音楽。これまではNEPO側スタッフのライティングで素晴らしいステージを演出してもらってきたが、専門のVJを迎えてMOGRE MOGRUの演奏とリアルタイムでコラボレーションするのは初の体験。共演バンドもそれぞれユニークな映像コラボを見せてくれて、予想を遥かに超えて音と映像の海に深く潜る事が出来た。

●MOGRE MOGRU+DJ parade

NEPOの姉妹店大宮ヒソミネ店長でもあるVJ paradeをVJに迎えてのパフォーマンス。「できるだけ白紙の状態でコラボしたい」との意向で、サウンドチェックの時には席を外したので、文字通り一期一会の音と映像の即興/Improvisationセッションとなった。実際の演奏中はモグモグ・メンバーはヴィジュアルがどうなっているのか見ることはできないが、VJ paradeが投射するライティングの濃淡にシンクロして演奏が導かれるような意識があった。その結果生まれたパフォーマンスは、これまで足を踏み入れたことのない未知の深海を探索する異星人の潜水隊の交響楽であった。新たな知覚の扉が開いたような気がする。

 

 

●OKIISHI (Keisuke Oki + Naoyuki Ishiga)

アート畑出身のデュオ。沖啓介が映像とキーボード、Naoyuki Ishigaが管楽器を担当。IBMコンピューターのグラフィックデータを思わせる映像のパルスが、ジャズと現代音楽を融合したフリーキーな演奏とシンクロして、別世界のアヴァンギャルド・パフォーマンスを生み出す。流麗なサックス・プレイに加えて、水道管を使ったIshigaのハンドメイドの管楽器のストレンジなサウンドが空間を歪める。異形のエレクトロ・ジャズが新鮮極まりない。

 

 

●海の上のプールサイド duo set+VJ parade

2年前の2022年7月2日にNEPOで対バンした海の上のプールサイドのデュオセット。彼らもVJ paradeとのコラボ。MOGRE MOGRUの時とは異なり、事前に何曲か楽曲を予習したうえで臨んだ。前回観たときよりもロックっぽさを感じさせるギターをフィーチャーした選曲。ヴォーカルのサトウの伸びのある歌声が響きわたるスケールの大きい展開の一方で、キーボードとの繊細なコミュニケーションで緻密な演奏を聴かせる。シューゲイザーっぽいギターが炸裂する瞬間のヴィジュアルのエクスプロージョンが圧巻だった。音と映像のドラマティックな交感を堪能した。

 

 

●VOQ+松本力

VOQと松本のコラボレーションはすでに20年の歴史があるという。松本はいつもはアニメーション映像を使うらしいが、今回はステージ上で白い紙にイラストを手書きするリアルタイム・ハンド・ドローイングでコラボ。ギター、タンバリン、エレクトロニクスの上に美しいヴォイスを重ねるVOQの幻想的な音楽と、ものすごいスピードで描く松本の激情的なイラストが不思議に絡み合い、ハードコアでユーモラスでデンジャラスな唯一無二の世界を作り上げた。

 

●DJ parade

次回のMOGRE MOGRU presents DIVE DEEP vol.13は8~9月予定。どうぞご期待ください。

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