A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二+ナスノミツル+石橋英子@秋葉原Club Goodman 2007.12.1(sat)

2007年12月02日 01時37分01秒 | 灰野敬二さんのこと
秋葉原グッドマンへ行くのは初めてだ。駅から3分ほどの楽器屋のB1にある。天井が高く小奇麗なハコだ。ドリンクの種類も多く気に入った。前半分には丸テーブルと椅子が置いてあり、一番前のテーブルに座ることが出来た。
今日は「Howling」というイベントで出演は割礼、灰野敬二+ナスノミツル+石橋英子、Ces Chiens(早川義夫+佐久間正英)(出演順)というなかなか豪華なメンツである。
まずは割礼。ギターが加わり4人組になっている。宍戸氏の濡れるようなギターに比べてもう一人のギターは乾いた音色で、ダイナミズムを増すというよりはより緻密なサウンドになっている。5曲のサイケデリックな演奏。照明も海の中を漂うような効果を出す。
続いて灰野さんのトリオ。前回はハーディーガーディーだったから、久々にギターを聴く。石橋さんはPanicsmileのメンバーで若いのだが面白いドラムを叩く。このトリオはサンヘドリンの吉田達也氏が石橋さんに変っただけ。ドラムのテクニックに関して吉田氏と比べるのは余りに可哀想だが、よりロック的で隙間が多く、ビーフハート的な変態ビートを聴かせる。ナスノさんもサンヘドリンの時のようなドライヴ感のあるハードなリフではなく、どこか力を抜いたようなフリーなベースを弾く。灰野さんはカポをふたつ付けたSG。時に静かにつま弾き、時に大音量で轟かせる。サンヘドリンだと3人が対等な立場でぶつかり合うが、今回のトリオはあくまで灰野さんが主役で二人はバックに徹している。終演後灰野さんにサンヘドリンとの違いを訊くと「歌がたくさん歌える。それに石橋さんがフルートやピアノも弾けるので、その辺に可能性を感じる」とのことだった。確かにヴォーカルはいつもよりもずっと多かった。
最後にCes Chiensというユニット名で、元ジャックスの早川義夫さん(vo.p)と元四人囃子の佐久間正英さん(g)のデュオ。10数年前早川さんが音楽シーンに復帰したときは大きな話題になったものだが、以来コンスタントに活動し、デビュー40周年も間近だ。ピアノとギターだけの簡素な演奏だったがそれだけに心に染みた。とにかく歌詞がいい。ハスキーな声はジャックス時代とは変っているが、最後にジャックスの「墮天使ロック」「ラブ・ジェネレーション」、アンコールに「からっぽの世界」までやってくれて感激。しかし早川さんのファンは灰野さんを聴いて苦痛だっただろうなぁ。

早川さん
40年前
灰野さん
(ルックスが)

どちらも日本のロックシーンを変革してきた貴重な存在だ。早川さんは灰野さんより5歳年上。
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